★★★★★
・2017年2月19日(日)15時
・ペガムアートホール
・私:최재웅(チェ・ジェウン)
彼:김무열(キム・ムヨル)
なんか「伝説のペア」だったらしいわ。同じクールでキャスティングされてたのに、共演には至らなかったから?にも関わらず日本ではペア組んで公演したから?
ファンの間でそんな位置づけになっていたことを露知らず、ナイーブな私はチケット争奪戦に飛び込み、死闘の末なんとか端っこを買えたのでした。チケット購入時からスリルミー状態。
伝説ペアは、前回ドンホ×サンイペアを見た私からしたら「だいぶおっさんやないか!」な二人だったけど、オトナな二人もなんか良かった。いいオトナなのに何してるんだろう、こいつらやばいなってなる。
👓黒幕はジェウン私
サンイ私も知的でしっかりしてる印象だったけど、ジェウン私はさらにしっかりと自分のブレない軸を持ってて、それとは彼に悟らせずに常に事態を把握・操作してる、影の実力者。彼に主導権を持たせているように装いつつ、決して「彼優位」にはさせない。
それは最初からで、待ち合わせに現れた彼を見ても「わーい!」と手放しに喜びを露わにはせず、反対側を向いて静かに喜びを噛み締める風。
彼の「相変わらずかっこいいだろ?」には「ちょっと待ってね」(双眼鏡で真正面の彼を観察)からの、「老けたね!爆笑」。もう完全にからかってますがなw
契約書でも「代わりに彼は私の求めることを何でもする」ことを自信満々に書いて、「おいおい何書いてんだ」と慌てて寄ってくる彼の方に振り向いて、足を組んでのどや顔。その後の彼の「好きにしろ」には優越感からの軽いあしらいではなく、「何を言ってもこいつは曲げないしな」という諦めが見てとれました。
というかこの契約書のシーン!
文言の最初の「ナン♪」で、タイプライターを一回だけ「カチャン」って打つ音が好きだったのに、なぜか今回
彼「ナン♪」
私「カタカタカタカタ」
わたし「?!何語?!何語で打ったら四文字になるの?!」としばらく考えてしまった。
英語版は"I"だし、ハングルなら三回叩けばいいし、アルファベット入力でも三回、Nathanと打つなら6文字…
あ、もしかして平仮名で「わたしは」って打ったのかな。まさかの日本語かな入力のタイプライターだったのかな。というかあの契約書を全部かなで打ったらそれこそやばいなww
でも一番やばいのは、こんなに細かいことを真面目に考えている私。あらゆるところに沼が隠れるスリミ、恐るべし。
そして今回ハッとしたのが、脅迫文の曲で「ここまでは完璧だ」と二人がそれぞれ呟くシーン。
あれは彼が満足気に「ここまでは完璧だ」と言った後、私が恐怖に怯えながら繰り返してみるセリフではなかったか。
いや違う!(反語)
ジェウン私は真っ直ぐ前を見据えて、微笑を口元に浮かべながら「ここまでは完璧だ」と言ったのを、私は見逃さなかった!ミューオタは見た!あれはまさに悪魔の微笑み!
なるほどーそう来たか。ぞぞぞっとしたわ。確かに今回「狂気」は私の方にあった。しっかりしてるんだけど捉えどころがなくて、何考えてるか分からない。
👓少年のこころとはムヨル彼のこと
逆にムヨル彼は、見た目は大人、中身は子ども。あんなに容姿端麗なのに、おつむが…。
自分の思い通りにいってる時はお調子もいい。そうでない時はご機嫌斜めの、気分屋さん。火事起こしていい気分の時は私にいちゃいちゃ大サービスだし、殺人道具チェックでは「ロォープ〜♪鉄パイプ〜♪えんさん〜♪」と遠足前夜の小学生状態。
一方、「スリルミー」で私と寝ることになった時は、最後まで私を振り払いイヤイヤと抵抗。私が猛々しく襲いかかってました笑
そして事態が自分の思い通りにいかなくなった時のテンパり具合と、状況収拾能力の低さww 電話ソングでは私より焦ってて、新聞ぐちゃぐちゃポイの動作がもはやオネェ風。
護送車内での私の独白は、呆気に取られて口ぽかーんしたまま聞いてるし、独房ソングでは最後泣き出すしで、何もしかして彼ほんとは何も考えてないおばか?笑 土壇場や想定外に弱いのかな。最後も名物(と勝手に思ってる)・後ろ向き階段登りはせず、曲が終わってからとぼとぼと登って行ったよ。
👓曲別コメントあれこれ
Why
曲の最後「そしてある日、彼が戻ってきました」
→どや顔で囚人服の前をバッ!(露出狂のあの動き)
Everybody wants Richard
私が終盤で煙草を吸う彼に近寄り、腕を伸ばして肩に触れようとしたところで、彼がサッと身をかわす→さっきまで自分の立っていたところに煙草の煙を吐く…ってのがなんかカッコよかった!ちょっと中二病っぽいけど!でもそれが今回の彼っぽい。
Romantic fire
私、階段に座った状態から、突然の、階段に縦に寝た状態で、体ピーン!!
な・に・そ・れ!!
<突然の意味不明なポーズがショックすぎて図解>
この体勢特に気持ち良さそうでもないし、楽そうでもないし、彼見てないし、構ってもらえなくてグレた幼児にしか見えないんですけど…
あとは階段に座って、彼が私をバックハグの体勢で胸元を弄ってる手つきが、あまりに官能的で見てはいけない雰囲気だった。そしてキスで暗転してた。この作品はBLではないと思ってるけど、あのシーンわずそれ。
契約書
「ヨンヨンッパイッパイヤ!」って好き。テンポとか響きが。「パ」の前の溜めが大事。ちょっと響きがセクハラっぽいけど。
いいテンポだから、私も誰かに言ってみたい。
「ヨンヨンッパイッパイヤ!」
でも言ったらどん引きされて本当にヨンヨンパイパイ(永遠にバイバイ)されるから誰にも言えずにいる。
すごい格好つけて「もっちんスポーチュカー」って言ってるのも毎回ツボ。
赤いコートにハットのかっこいい風お兄さんに「俺のもっちんスポーチュカーに乗らないか」と聞かれたら、そら警戒心解かれて乗っちゃいますわ(違
10周年会場
歴代俳優陣。
あの人も!この人も!スリルミーであんなことや、こんなことを…!
以上!