浮かれポンチ、ハンミュを観る

主に観たハンミュ(韓国ミュージカル)のレビュー置き場。

白鳥の湖は不忍池の隣

 

 

★★★★★

 

・2020年1月11日(土)12時

東京文化会館

・オデット/オディール:アンナ・ムロムツェワ

    ジークフリート王子:ヤン・ヴァーニャ

 


たまにはコテコテの古典が見たくなって行ってまいりました、キエフ・バレエの「白鳥の湖」。

 

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🦢ムロムツェワ

一番白くて細くて可愛い〜(*´∀`*)

小顔で鼻がツンとして目が大きくて眉が長くて、典型的なスラヴ美女。

白鳥の時は儚く、黒鳥は妖艶でしたが、どちらかと言うと白鳥の方が似合っていたかなぁ。オディールはもう少しファム・ファタール感がほしかったです。

 

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🦢王子

一際背が高くて、王子顔で良かったです。バレエやってる男性ってどうして顔まで王子になるのでしょう。いつも不思議。

 

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白鳥の湖』は終わり方が何パターンかあるけど、今回は愛の力でロットバルトを倒すバージョンでした。

第四幕には黒いチュチュを着た黒鳥が8羽くらい?白鳥たちのコールドバレエに混じっていて、でもロットバルトの手下というわけでもなさそうだったし、あれは何だったのでしょう。

 


以上!

 

 

2019年 観劇まとめ(全26公演)

 

 

年が明けてしまいましたが、2019年1月~12月のまとめ。

 

1.シカゴ(パリ)

2.Mr. SHOW(ソウル)

3.エリザベート(ソウル)

4.ストーリー・オブ・マイ・ライフ(ソウル)

5.ジキル&ハイド 1回目(ソウル)

6.ザ・デビル(ソウル)

7.キング・アーサー 1回目(ソウル)

8.あの日々(ソウル)

9.キング・アーサー 2回目(ソウル)

10.ジキル&ハイド 2回目(ソウル)

11.キング・アーサー 3回目(ソウル)

12.イ・チュンジュコンサート(東京)

13.エクスカリバー 1回目(ソウル)

14.グリース(ソウル)

15.エクスカリバー 2回目(ソウル)

16.アンナ・カレーニナ(ソウル)

17.ザ・キャッスル(ソウル)

18.エリザベート(東京)

19.死の賛美(ソウル)

20.マリー・アントワネット(ソウル)

21.ヘドウィグ(ソウル)

22.ベン・ハー(ソウル)

23.笑う男 上映会&コンサート(東京)

24.氷川きよしコンサート(東京)

25.宝塚(月組) アイ・アム・フロム・オーストリア(東京)

26.宝塚(星組) ロックオペラ モーツァルト(東京)

 

 

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2019年の傾向・コメントとしては、

●1度の渡韓で同じ演目を複数回見る遊びを始めた

 例:キング・アーサー(7,9,11)、エクスカリバー(13,15)

   ※ジキハイ(5,10)は別々の渡韓

●前半は大劇場系が多かったが、後半はテハンロ系の良さを再発見

 例:ザ・キャッスル(17)、死の賛美(19)

ソウル以外での観劇微増

 例:シカゴ(1)、エリザベート(18)

ミュージカル以外の公演増

 例:氷川きよしコンサート(24)、宝塚月組(25)、宝塚星組(26)

 

 

マイベスト公演 of 2019を決めるのは至難の業ですが、それでも敢えてBEST3を挙げるとしたら、

 

●オク・ジュヒョンがすんばらしかったエリザベート(3)

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●ホン・グァンホがすんばらしかった『ジキル&ハイド 1回目』(5)

oucalaisponti.hatenablog.com

 

●キャストとセトリが豪華すぎた『笑う男 上映会&コンサート』(23)

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の順で、満足度高かったかな。もちろん他のどの公演にも、それぞれの良さがありました。

 

2020年は新年早々飛ばし気味の予定ですが(2月頭までで8公演予定!)、どれもよい公演でありますように、そしてまた新しい出会いと発見がありますように!

 

以上!

 

 

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ロックオペラ モーツァルトでミュージカル界期待の星に出会う

 

 

★★★★★

 

・2019年12月5日(木)18:30

・東京建物 Brillia HALL

モーツァルト:礼 真琴

 コンスタンツェ:舞空 瞳

 サリエリ:凪七 瑠海

 アロイジア:小桜 ほのか

 ローゼンベルグ:紫藤 りゅう

 ナンネール:桜庭 舞

 ジュースマイヤ:極美 慎

 マダム・カヴァリエリ: 夢妃 杏瑠

 

 

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宝塚ならではのアレンジ

 

フランス版モーツァルトということで、作品自体も久しぶりに見たかったし、歌うまの礼真琴さんも見たかったのですが、チケット取れなさそうと思っていたら幸運にも機会に恵まれました。星組ですね。

 

今回のために歌詞も新たに翻訳したのだと思いますが、ちょっと訳詞が適当すぎない?w

 

序盤の方の曲でモーツァルトが「僕がもし女だったならこじらせ女子だ」と突然歌いだして

 

こじらせ女子(・・?)

どっから出てきた(・・?)

 

となったり、他にも思い出せませんがもうちょっと練れたでしょーーーーというところが多々ありました。字余りとか字足らずも。海外モノを日本語に訳すの難しいのはよく承知していますが、ちょっとお粗末だったのは残念…。でも「君のために美しいアリアを書こう」なんて一度でいいから言われてみたい。

  

 

もとのフランス版はモーツァルトが光の中に吸い込まれて(死んで)終わり、なのですが、トップスターが「死んで終わり」はまずいからか?エンディングに色々付け加えられてました。

 

まず、死んだ後なぜかモーツァルトサリエリが「お互いがいたからこそ頑張れた」とか言って讃え合う

浅田真央とキムヨナなの?ナダルフェデラーなの?ロナウドとメッシなの?

いやいや、そんな文脈一瞬もなかったじゃん!だって二人、互角ですらなかったじゃん!w

この二人が絡む曲は確かなかったので、それを入れようとした心意気は大いに歓迎しますが、こんな取って付けたように入れることないわ~。

 

そして死んだ人も生き返って全員で大団円

→個人的に好きじゃない終わり方。笑 だってそんなのイージーすぎるし、せっかくの作品がチープになると思う。

 

結果、フランス版よりさらに着地点ブレブレw 

これがTHIS IS TAKARAZUKAとは分かるのですが、どうしても作品としての良さも追及してしまうミュージカルファンとしては物申さずにはいられないっ…。

 

 

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REI和のライジングスターたち

 

本編が終わりレビューになって、俳優さんたちがガラッといで立ちを変えて出てくるのが、いつも種明かしみたいで好きです。「さっきまでは仮の姿でした、実はこんな姿ですーじゃじゃーん!」って感じで。

 

たまに変わりすぎて分からない人もいますが…。劇中でヒゲつけてる人と眼鏡かけてる人は、大体ぱっと見では分からず、「このポジションで踊ってるということはあの人なのかな…?」と推測するばかり。今回はローゼンベルクさんがヒゲ眼鏡だったので難儀しましたが、途中であの特徴的な前髪に気がついて、無事に種明かされました。

 

しかし「モーツァルト」なのに突然タンゴ踊ってたのが謎…w 本編と関係ない曲が出てきちゃうのも、THIS IS TAKARAZUKA ということで、心の中でツッコミを入れつつ楽しめたと思います。そういえば本編でも1幕最後に礼さんのコンテンポラリーダンスソロみたいのがあったりもして、色んなジャンルが楽しめてよかったです。

 

極美慎さんは身長が高くて、端正なお顔立ちで、演技も爽やかで目を惹く存在でした。女性の集まりと分かっていても、どうやら私は高身長勢が好き。

 

 

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礼真琴さん、もともと歌うまと知ってましたが、本当にうまい!!宝塚の中でうまいとかではなく、普通にうまい人!!「ミュージカルは一にも二にも歌の上手さ重視」の私が言うので、間違いありません(誰

 

歌い方もすごく自然で、彼?彼女?礼さんが歌ってる時は、宝塚を見てると忘れるくらいでした。声量があって音域広くて、伸び伸びとした歌声で。そしてキュート。

 

でも彼女、まだまだ本領発揮し切っていないと思います。パワーを出し切ることにまだちょっと遠慮を感じます。さらなるポテンシャルを感じます。

それが宝塚に相応しいものかは分からないけど、磨けばもっと爆発力を持った歌い方、会場全体を掌握するような歌い方ができる方だと思いました。高まる期待。そして退団後のミュージカル進出も待っています(小声)。

わたし的にはツッコミどころの多い公演でもありましたが、もう全て礼さんが歌声で持っていったので、スタートゥループライジングスターに免じてスター5つ評価です(何様

 

 

サリエリ役の凪七瑠海さんも、声量があって大変良かったです。そう考えると、やっぱりサリエリモーツァルトが歌で絡むシーンはほしいのよね、確かに。

 

歌姫アロイジアも、オランジュ皇妃も声がとても綺麗で、伸び伸びしていて素敵でした。

 

 

宝塚ってカーテンコールがあっさりしてるのがいいですね!だらだらカーテンコールやるの、間延びしてあまり好きじゃないので。これくらいサッと終わってもらった方が出てからも余韻に浸れます。

 

本物のモーツァルトが作曲したメロディが要所要所で流れるのですが、やっぱりそれが劇中の他のどの曲よりも美しくて、そういうところで彼の天才に唸らざるを得ない。その短く悲劇的な人生も相まって、美しいメロディを届けるために神様が地球に遣わせた存在なのかなぁと思うことがよくあります。

 

これで2019年、最後の観劇となりました。素敵な歌声で一年を締めくくられてよかったです。2020年も歌うまのシャワーをたくさん浴びられる一年になりますように!

 

以上!

 

 

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I am from Austriaは英語タイトルが鍵を握る

 

 

★★★★★

 

・2019年11月30日(土)16時

東京宝塚劇場

・ジョージ・エードラー:珠城りょう

 エマ・カーター:美園さくら

 リチャード・ラッティンガー:月城かなと

 ヴォルフガング・エードラー:鳳月杏

 ロミー・エードラー:海乃美月

 パブロ・ガルシア:暁千星

 エルフィー・シュラット:光月るう

 フェリックス・モーザー:風間柚乃

 ライナー・ベルガー:輝月ゆうま

 

 

氷川きよしコンサートに続き、新たな世界デビュー。縁あって行って参りました。

 

なぜ突然オーストリアの国民的ミュージカルを日本で?と不思議に思っていたら、今年は日墺友好150周年でその記念に、ということのようでした。

 

何なら最初『アイ・アム・フロム・オーストリア』だと思っており、ポスターの珠城りょうさんが革ジャンなのはオーストラリアのカウボーイだからで、美園さくらさんの衣装のゼブラ柄はサバンナのシマウマ的な何かを表しているのかと思っていましたすみません(土下座)。シマウマ多分、オーストラリアにもおらんわな。

 

 

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兎にも角にも18年ぶり、すなわちほぼ初めての宝塚。再デビューいたしました。

予習できるミュージカルでよかったです。あらすじを詳しく知りたかったので、唯一詳細にあらすじが掲載されていたWikipediaドイツ語版をGoogle翻訳したりして勉強していきました。便利な世の中。

宣伝において「エリザベート」や「モーツァルト!」が引き合いに出されていたので、どんな壮大なストーリーかと思ってましたが、正直筋はどうってことありません。笑 キャラが立っているので分かりやすく、明るくライトに楽しめる作品です。一度見る分にはいいけど、あまり深みはないので一度で十分という感じ。多分この先世界のどこで再演されても、私は見なくていいかな。笑

 

 

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記憶に任せて感想箇条書き

 

・ジョージのわんぱく青年ぶりが好印象。

 

・キリッと系の綺麗な顔が好きなので、個人的にはリチャード派。

 

・エルフィーがふせえりにしか見えなかった。これ日本で映画化したら絶対にふせえりがキャスティングされると思う。w

 

・パブロの指向性の設定、宝塚的にもアリなんだ!とびっくり。正確にはカミングアウトの仕方も「ボクはゲイなんだ」ではなく「フェリックスが好きなんだ」という、ワンクッション入れた言い回しになっていましたが。

 

・各キャラの持ち歌の時に、背景にその俳優の写真がスライドショーで流れるのが何とも言えないダサさ。笑

 

・ヘリがすげぇ。本当に空を飛んでいるようなセットである。この場面だけは前方の席よりも、後方や2階席の方が楽しめそう。

 

・パレードのオーストリア国旗モチーフ満載感が、もはやオーストリアの国家行事かと思う。

 

 

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私はど素人なので、最後のショーと、大階段×羽根のカーテンコール?パレード?を見ると、「宝塚見たな!」って感じがしますね。

 

 

そして私、このパレード見ながら不思議な感覚に襲われたのです。

 

 なぜ

    オーストリアから遠く離れた

 この極東の島国で

 巨大な羽根を背負った

    日本人が

 しみじみと

 "I am from Austria ..."と歌っているのを

 これまた日本人の観客が見ているのだ

 

と。目の前に確かに存在しているのに、それを構成する要素がちぐはぐすぎて、脳が混乱する感じ。しかもオーストリア人なら「イッヒ・ビン・アウス・ウーステライヒ」ダロウ!原曲もどうしてそこだけ英語ダヨ!色々シュールすぎるヨ!(混乱してカタコト

 

しかし私はど素人なので、この不思議体験も含めてTHIS IS TAKARAZUKAなのだろうと思うことにします。愛すべきシュールレアリズム、それがきっと宝塚。ここまでワールドを作り上げたら大したものです(何様

 

 

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ということでほぼ初宝塚でしたが、大いに楽しめました。この直後に星組「ロック・オペラ・モーツァルト」にも行ったのですが、また見にいく機会に恵まれれば、宝塚ワールドを味わいにいきたいと思います。

 

以上!

 

 

 

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氷川きよしコンサートで大変身前夜のきよしを目撃する


 

 

氷川きよしコンサートツアー2019 ~20周年大感謝祭!!~

 

★★★★★

 

・2019年11月19日(火)18:30

大宮ソニックシティホール

・MC:西寄ひがし

 

 

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氷川きよし コンサートツアー2019

 

 

謎に氷川きよしのコンサートに行ってきましたw

 

予想していましたが会場はご高齢の方が大半で、会場に着くとオーシャンofシルバージェネレーション!皆さま歩みは遅いわ、突然立ち止まるわ、急に方向転換するわで入場口から大混雑し、自分の席にたどり着くまで終始お婆…、じゃなくてお姉様たちにもみくちゃにされましたw

 

 

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二階席でしたが、そこもお姉様方には大変。会場スタッフのお兄さん(心なしか普通劇場で見るより多めに配置されてた気が)に腰を支えられながら、杖をついてゼエゼエ客席の階段を登ってました。

 

よく見ると、席についたお姉様形は軒並みペンライトを持っています。

 

 

そしてついに開演。幕が上がるとそこには…

 

 

 

真っ白な羽根を生やしたきよし!

 

 

※衣装イメージ

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 <サモトラケのニケ

 

 

なんかペガサスの曲歌ってたから、ペガサスだったのかな?笑

 

その後羽根は取れて、白い衣装だけの伝道師みたいな格好で歌ってました。

 

 

何曲か歌ってきよしが捌けると、バンドがきよしの曲?のインストゥルメンタル版を演奏して、きよしのお着替えタイムを支えます。これ、何回かありますw

 

 

楽しみにしていた限界突破×サバイバーは意外にも4曲目くらいの序盤でした。この時斜め前の姐御が2階席から転がり落ちんばかりに身を乗り出し、ペンライトを振り回し、ずっと両腕をブンブン振っていたのが大変印象的でした。オバ○ハンパワーすごい。

でもきよしも観客も皆ノリノリで、合いの手で「フー!フー!」と入れるのが楽しかった!あんないい声で「オッタマゲ」という言葉が発音されるのを初めて聞きました。

 

 

しばらくするとMCの西寄ひがしさんが出てきます。19年間きよしのコンサートのMCを務めてきたようで、さすが間を取り持つのもうまいし、曲紹介もスムーズ!きよしが「アレがアレして…」とアレアレ言ってるのも、難なく拾ってました。w

 

 

演歌といえば袴や着物のイメージですが、今回は和服は2種類くらいしか着ていませんでした。最初の衣装3種類くらいと、最後の2種類くらいは和服ではなく、どれも魔法がめちゃめちゃ強そうな色と形の衣装でした。笑

きよしは最近どんどん美魔女になっているので、どれもとても似合ってました!「美の奴隷になった方がいい」という謎の名言まで繰り出していました。かっこいいw

 

 

 

>ハイ、ここから業界の皆様ご注目!!!<

 

 

私はここで声を大にして提案したいのですが。

 

 

「きよし、ミュージカル出ちゃわない?

 

 

だって歌めちゃめちゃうまいんですもん。

ロック歌ってる時はちゃんと演歌じゃないし、全然違和感ない。ご本人もロックがお好きということであれば、「美の奴隷」だし、ヘドウィグとかやったらいかがでしょう。

 

絶対見にいくんだけど。

新境地。

ファン層拡大。

 

ぜひ。

 

 

>注目終わり。多謝<

 

 

 

その他メモ

・きよしの愛称は「きーちゃん」らしい。みんなそう叫んでた

・「HK」と書かれた舞台上の電飾が折に触れて光る

・「HK」という文字が折に触れて階段に映し出される

・というか「KH」じゃなくて「HK」なのがどことなくシニアフレンドリー

・終盤には明朝体で「氷川きよし」とデカデカと書かれた巨大電飾が降りてくる

・紅白出場決定に、会場の全員で突然の万歳三唱w

・MC中に機材から出てきたゴゴゴゴゴという謎の不調音を聞いたきよし「え、なに、下痢!?」

・幕が降りる中、観客に向けられたきよし最後のことば「お気をつけて~!」w

・客席の各出入口には簡易車椅子が配備

 

気づき

・きよし歌うますぎ

・曲を知らなくても十分楽しめる

・というか観客ウォッチを含めて楽しめる

・お姉様たちの元気はきよしが支えている

・日本の元気はお姉様たちが支えている

・すなわち日本の元気はきよしが支えている

・きっと日本の長寿もきよしが支えている

 

 

昨今、「自分らしく生きる」宣言をされたきよし氏。その変身の過程も、結果も、新しくて素敵で魅力的なものになるのではと楽しみです。そして40オーバーにしてその美貌を保つ秘訣も公開してください。w

 

きよしにも皆にも幸あれ!

 

 

以上!

 

 

「笑う男」上映会&コンサート 4時間を超える耳福タイム

 

 

★★★★★

 

・2019年10月3日(木)17時

日本青年館ホール

・グィンプレン:パク・ガンヒョン

 ジョシアナ:シン・ヨンスク

 ウルスス:ヤン・ジュンモ

 

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パク・ヒョシンのグィンプレンで初演を見ていた本作、作品自体はぶっちゃけそんなにピンと来なかったのですが、もう一度見るならパク・ガンヒョンバージョンをぜひ見たかったのです!

そして舞い込んだ上映会の知らせ。劇場で見た時は細かいセリフがさーっぱり分からなかったし、2階席の一番後ろの席だったから舞台もよく見えなかったしで、日本語字幕が付いている上映会はとても有難かった。

しかもしかも、豪華コンサート付き!上映会だけだったら見にいったか微妙なところでしたが、このメンバーが来るとあればもう行くしかないでしょ。よくぞよくぞ集めて連れてきました。感謝。

 

 

😁上映会

 

マタハリの時みたいな、記録映像じゃなかった!それどころかすごく綺麗なハイビジョン映像でした。芸術の殿堂がカメラ16台で撮ったらしいです。音質もGOOD。拍手が入っていなかったので、撮影用に特別に上演したものっぽかったです。

 

字幕もしっかり付いていて、やっと細かいところまで分かりました。デイヴィッドは公爵の愛人の子だったのか~とか、ジョシアナはこんな葛藤を抱えたキャラだったのか~とか、女王の早口の命令はこんなことを言ってたのか~とか。

 

そしてセリフが分かった上で見ても、相変わらずあまりストーリー性が感じられない…特に第一幕は内容うっすい。笑 サーカスの団員たちがワイワイやってる曲とか、そんな何曲もいらないとか思っちゃうんだよね。デアが団員たちと川で涙を洗う曲、寝ました。笑

 

ジョシアナがグィンプレンを誘惑して服を脱がしていく曲があるのですが、これがとても艶めかしいかつコミカルで、じっくり見られてよかった場面の一つでした。グィンプレンが自分に気があると勘違いしたまま襲いかかるシン・ヨンスクさんの体当たり演技が秀逸。「次はもっと激しくしたいと提案している」とコンサートのMCで言っていたので、期待が高まります。w

 

あとアップで見られて良かったのは、議会でコケにされて激怒したグィンプレンが歌う「笑う男」。ガンヒョン氏、怒りすぎて顔が歌舞伎の隈取みたいになってました。普段の色白でつやっとしたガンヒョン氏からは想像もできない表情。その後のトークで「ここは2曲をほぼ続けて歌わなければならないのでキツい」と語ってましたが、そんなことは感じさせないエネルギッシュな演技でした。

 

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😁コンサート

 

セットリスト

  1. 私の中の怪物(「笑う男」、シン・ヨンスク)
  2. ジョシアナに言い寄られて「俺も幸せになれるかも?」っていう曲(「笑う男」、パク・ガンヒョン)
  3. 幸せになる権利(「笑う男」、ヤン・ジュンモ、パク・ガンヒョン)
  4. 残忍な場所(「笑う男」、ヤン・ジュンモ)
  5. 公爵として貧しい人たちを救うのが俺のやるべきことなんだっていう曲(「笑う男」、パク・ガンヒョン)
  6. 確かジョシアナの静かな感じの歌?(「笑う男」、シン・ヨンスク)
  7. Never to Love(「エクスカリバー」、パク・ガンヒョン)
  8. 私だけに(「エリザベート」、シン・ヨンスク)
  9. 千の風になって(ヤン・ジュンモ)
  10. レベッカ(「レベッカ」、シン・ヨンスク)
  11. Stars(「レ・ミゼラブル」、ヤン・ジュンモ)
  12. 笑う男(「笑う男」パク・ガンヒョン)

  

上映会の後だし、1時間くらいでさらっと終わるコンサートなんだろうな~と考えていたら、たっぷり1時間40分もありました!

 

画面の中では髭モジャおじいさんだったヤンジュンモさん、出てきたらスーツ姿がめちゃめちゃダンディでかっこよかったです。シン・ヨンスクさんは赤いレースのドレスからのベージュのドレスでセクシーなディーヴァ。パク・ガンヒョン氏は白いお肌が映えるおしゃれジャケットでしたが、最後の「笑う男」の時は舞台さながらに白シャツだけになっていました。というかパク・ガンヒョン氏はこの直前にマリー・アントワネット@ソウルで拝見していたので、会うの数日ぶり。笑

 

1.~6.,12.「笑う男」の曲たち

「笑う男」の曲は私にとってはどうも記憶に残りにくいというか、どれも同じに聞こえちゃうのですが、こうやって1曲ずつ聞くと少しは違って聞こえるような。でも脳内再生できるレベルで覚えてるのはこの中だと4.くらいです。そしてダンディ。

 

7.Never to Love

「笑う男」の曲だけだと思ってたから、これは嬉しかったーーー!エクスカリバーはどの曲も個性的でよかった。曲の最後の盛り上がりが好き。

 

8.私だけに

「笑う男」の曲しか歌わないと思っていたので、これを歌うと言われた瞬間観客はみんな嬉しびっくりしていました。彼女のエリザは見られなかったけど、この曲だけでも生で聞けてよきでした。この辺りからシンヨンスクさんはコンサートモードから女優モードになっていて、舞台上をエリザの劇中みたいに歩き回ってました。

 

9.千の風になって

「ガンヒョン氏はエクスカリバー、ヨンスクさんはエリザ歌って、ジュンモさんは何の演目の曲歌うんだろう✧ฺ+(*゚∀゚*) +」とわくわくしてたら、まさかの「わたしの~おはかの~まぁえで~」が来て、ずっこけました。笑 でもいい曲には違いないし、日本語の発音もとても上手で、いい声で、聞き惚れました。そしてダンディ。

 

10.レベッカ

ここに来ると完全に女優モード突入のシンヨンスクさん、ダンバース夫人が完全に憑依してました。鬼気迫る表情、カッと目を見開いての「レベッカア―――――――――――――!」で、会場はさながらマンダレーのようでした。レベッカ観にいかねば。

 

 

3人ともお忙しいでしょうに、よくぞ!本当によくぞ!来てくださいました。反日反韓感情が高まって色々中止になっていた時期で、ご本人たちも日本に来ていいのか心配されたのではないかと思います。日本のよい印象を持って帰ってもらえてたらよいのですが。

 

 

以上!

 

 

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벤허 / ベン・ハーの肉体美は迷える子羊をさらに惑わす

 

 

★★★★★

 

・2019年9月29日(日)19時

・ブルースクエア

・ベンハー:박은태(パク・ウンテ)

 メッサラ:문종원(ムン・ジョンウォン)

 エスター:린아(リナ)

 

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🐴パク・ウンテと書いてメシアと読みますか?

 

メインキャストもアンサンブルも、「よくここまで集めましたね」みたいなマッチョメン揃いでした。これは”Mr. SHOW”かと何度か錯覚しました。韓国の美筋市場、恐るべし。

 

一幕は実に半分くらいの場面でベンハーは半裸で、惜しげも無くさらけ出されたウンテ氏のウルトラスーパービューリフォーマッスルを堪能するまたとない機会。

 

ウンテ氏が美筋の持ち主とは以前から知っていましたが、こんなにちゃんと見るチャンスなかなか無かったもので…。今回は忘れずにオペラグラスを持参したので、ウンテ氏が上裸の時はほとんどオペラグラス覗いてガン見してました。おっとよだれが。

 

 

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ここで問題が一つ。さて何でしょう。

 

 

 

ファイナルアンスァー?

 

 

 

ファイナルアンサー!

 

 

【筋肉に集中しすぎて、歌が全く入ってこない\(^0^)/】

 

 

 

曲に集中できなかったので、上裸で歌っていたいくつかの曲について、上裸と着衣で一回ずつ歌ってほしかったです。

 

ウンテ氏、歌も相変わらずうまいし、かっこいいし、いい体だし、あなたはミュージカル女子のために生まれてきたのですかあなたは我々のメシアですか。

 

 

 

 

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ところでセットがすごく豪華なのですが、それに飽き足らないフォトスポット。さすがにソロ活動の私にはなりきり撮影はできませんでした。

 

 

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🐴私に水を・・・!潤いを・・・!

 

ベンハー自体そういう話ではないのだろうけど、やっぱりこれだけ男ばかりのカタイ話だと途中でちょっと疲れるというか、硬派すぎるというか、

 

この罪深きをんなにもっと欲を言わせていただければ、

 

 

キュンとするような展開をくださーい!

 

甘々なセリフもくださーい!

 

可愛い女子にも見せ場をくださーい!

 

 

と声高々に叫びたくなりました。エルサレムの方角を向いて。

 

だって男臭すぎてカーテンコールで数えたら、男性は40人くらいいるのに女性は3人しかいなかった。笑 アンサンブルの女性役も、男性俳優が演じていたようです。

そしてこれだけ男臭くてはウンテ氏持ち前の手練れセクシーメロメロ光線も影を潜めてしまい、せっかくの美筋×セクシーで乙女のハートを一網打尽にする機会を若干逸している気がするのです。

 

ウンテ氏の持ち腐れなのです。

 

はい、いえ、そういう主題ではないことは分かっているのです。しかしこれではブルースクエアの丘は、ゴルゴダの丘になってしまうのです!

 

おお!迷える子羊たる私たちに日ごとの糧(※)を与えたもう!!

※ウンテ氏美筋セクシー光線こと神の光

 

 

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あとせっかくエスターという可愛い女子もいるんだから、もう少し愛らしさが前面に出る場面もほしかったです。

今回エスター役のリナさん、初めて生で見たけどすごく上手い!あと声が低すぎないのに落ち着いててカッコいい。女優さんで「おっ」と思うのは久しぶりな気がします。女優さんたちも一般的にみんな上手いんだけど、聞かせる歌い方という意味で特に秀でているなと思いました。

 

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ウンテ氏以外の他のベンハー俳優たちも美筋セクシー揃いなので、ぜひ色んな要素を取り入れていただきたい。

真面目な話、侵略とか一家離散とか奴隷とか信仰とか業病とか、ずっとシリアスすぎて途中からドキュメンタリーか何かを見ている気持ちになったので、セクシーでもキュートでもユーモラスでも何でも、少しくらいは箸休め的な場面があるとメリハリがついてより楽しめると思いました。ミュージカル的アレンジ求ム。

 

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唯一、カタコンベの曲は煌めく蝋燭の灯りと優しい曲調が、他の場面とはちょっと違う世界観で、ユダヤ人たちにも私にも安らぎのひと時でした。でもそこ墓地っていう。

 

 

以上!