浮かれポンチ、ハンミュを観る

主に観たハンミュ(韓国ミュージカル)のレビュー置き場。

에드거 앨런 포 / エドガーアランポーのハングルって絶対正しく綴れないよね!

 

 

★★★★☆

・2016年6月11日15時
・クァンリムアートホール
・ポー:マイケル・リー
   グリスウォルド:정상욘(チョン・サンユン、通称うりサリ)
   エルマイラ:김지우(キム・ジウ)

 

 

📚うりサリがいい味を出していた

『サリエル』と同じ劇場で、同じような黒くて長い衣装着て、同じように自分より才能のある者に嫉妬する役だったから、ぱっと見「代わり映えしないなー」と思ったが、何のなんの、見進めていくとなかなかいい味を醸し出していたではないか。

サリエルももちろん悪くなかったのだけど、サリエルがひたすら嫉妬して苦悩しているばかりだったとすると、こちらは「邪魔なら陥れてしまえ、何なら殺してしまえーっ」という邪悪なジェラシー男(牧師なのに…)。サリエルと違ってグリスウォルドには同情の余地もないしね。

ジェラスに翻弄されていた受動的なサリエルとは対照的に、グリスウォルドはいい人づらしてポーをずぶずぶと泥沼に沈めていくアクティブなキャラだったので、うりサリは前回は主演で今回は助演だったのに、なぜか今回の方が存在感あった。

うりサリは(失礼ながら)真顔が仏頂面で、表情がくるくる動くタイプではないだけに、陰湿なグリスウォルドだった!
グリスウォルドは策略家で、ポーを陥れているのに表づらはいいから、世間には「善人」と褒め称えられるキャラ。ポーをハメる度に客席側を向いて(他のキャラクターからは見えないように)、にんまりとした笑いを押さえ込んでいたのが、芝居がかっているんだけどグリスウォルドのワルさをよく表していてうまい表現と思った。

あとうりサリ、サリエルや今回の色んな動画から低音専門なのかと思ってけど、思い込みでしたごめんね!結構声を張り上げる曲も地声でやすやすと歌ってたね!

 

 

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📚ビジュアルと曲を楽しむスタイリッシュ作品

演出といえば、前日に見たモジャ!よりはだいぶ良く、「かっこいい」ビジュアルだった。多彩なんだけど、暗い色調で統一されていた。

あとカラスの羽根(?)を模した板状の幕がスタイリッシュでカッコよかった!左右で二枚あったけど、片方だけで幕?仕切り?としても使えるし、二つ合わせれば前に立ってる人に羽根をつけることもできるし、奥から照明で照らせば、逆光で神々しくも。

アンサンブルもモノトーン(目の周り黒い系)でカッコよい系。

曲もロックからフォークまで色々入ってて、不気味さが相まって耳に残る音楽。
一曲一曲がこだわりのPVみたいな見せ方をしてた。ストーリーが三行半で書けそうな薄さだけど、それを目と耳でカバーしてるね!ほめてるよ!

今回初マイケルリーだったけど、高い音をらく〜に歌うから、曲の良さそのものを味わえて良かった。素材の味?
頭くりくりなのも、悩める作家っぽくてかわいかったしね。

なんか雑だけど、

 

以上!