浮かれポンチ、ハンミュを観る

主に観たハンミュ(韓国ミュージカル)のレビュー置き場。

킹키부츠 / キンキー・ブーツが惹起した内なる Kinky Revolution にエビバデ Say Yeah!!

 

 

★★★★★

・2016年前9月14日(水)18:30

・ブルースクエアの大きい方

・チャーリー:이지훈(イ・ジフン)

  ローラ:강홍석(カン・ホンソク)

  ローレン:김지우(キム・ジウ)

 

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👠女性用ヒールで男性の体重は支え切れないんだ!でも少しゴリゴリなくらいなら大丈夫!

 

韓国版キンキーで一番意外だったのは、ローラがすごくゴリゴリなこと。日本版の三浦春馬はもちろん、アメリカ版をも凌駕するゴリゴリさ。80キロ、いや90キロはありそうな、かなりのゴリゴリマッチョ。よく食べ、よく鍛えましたみたいな。

 

エンジェルズは普通にしなやかバキバキだし、最初はゴリローラに少し違和感があったけど、見進めていくと「まぁこういうドラァグもそりゃいるよな」と、段々納得していく。

 

 

そう、それはまさに。

 

 

 

 

 

 

 

Accept someone for who they are!!

 

 

 

 

 

 

 

You change the world when you change your mind!!!

 

 

 

 

 

 

 

キンキーブーツの魔法なのであります。

 

 

 

 

まじめに考えると、春に上演した元祖?ドラァグもの『ヘドウィグ』の記憶も新しく、あちらは割とキレイめにまとめてたから、それと差別化するためにわざとゴリゴリ系にしたのかな、なんて思ったり。考えすぎ?

 

 

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👠男と女とキンキーブーツ

 

奇妙なことに、ローラのゴリゴリボディに、ぐいぐい引っ張る感じも相まって、ドラァグなのにマスキュリニティが強く出てたなという印象。「女性が男性に求めるもの、私は全部持ってるでしょ」みたいなスタンスだし。

 

かたやイジフン扮するチャーリーは、物腰柔らかで良識がある、女房的なポジション。

 

本来女性性を誇張しているはずのドラァグの方が男っぽくて、「普通の」男性であるチャーリーが女房役に回るという、性役割の逆転みたいなことが起きてるように見えて、面白かったなと、今振り返ってみて思ったのでした。

 

 

イジフンはモジャ!で一度見ていて、高音が得意できれいに出るし、顔がどこか白人ぽいから、チャーリーは合うんじゃないかと思ってたんだよね。

 

実際に見ても軽快で優しくて、温かみのあるチャーリーだった。大人びているようにも見えるし、でも守ってあげたいような気もするしで、チャーリーというキャラに必要な要素のバランス(?)がすごく良く取れてたと思う。

 

うん。イジフン顔はいわゆる私の好きなタイプというわけでもないし、私のフェティシズムど真ん中!という要素があるわけでもないんだけど、なんだか好きだわ。男くさいのが好きな私のレパートリーに、マイルドさを加えてくれるというか。「私のレパートリー」ってもう意味わかんないけど。

 

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👠イジフン絶対領域というフェティシズム

 

キンキーブーツは、何と言っても衣装が見てて楽しいよね!エンジェルたちを見るたびに、自分ならどれが着たいかな〜って考えちゃう。"The Sex is in the Heel" 見て、よし、今年の秋はトレンチコートxハイヒールだ!と決意したり。

 

そんなエンジェルズはさることながら、最もインパクトのある出で立ちは本作の場合、ラストシーンのチャーリーではないかと思うのです。

 

 

上半身→スーツ

下半身→水色トランクス+太ももまでの真っ赤なブーツ

 

 

という、長いファッションの歴史の中でも誰も思いつかなかったであろう、攻めのコーディネート。

 

今年は日本もキンキーイヤーだったし、ハロウィンの仮装とかでそろそろ誰かやってもいいと思うんだけど(誰

 

 

私も映画版で初めて見た時は「ぶはははは!!」と、そりゃあもう大爆笑してた。

 

 

その後、予習を重ねて見慣れてくると、「あれはあれで、スタイルとして確立してるよな」、なんて思えてくる。

 

 

そして、遂に生で見た日には「なんか…スタイリッシュで…赤くて…セクシー…/////」と、あろうことか、うっとりしてしまった!!

 

 

何というか、あの上半身と下半身の、禁断のギャップも去ることながら、トランクスと赤いブーツの間から姿を現す、絶対領域の秘めやかさと言ったら…!

 

 

 

信じていただけようが否が、私は今までの人生で、人の絶対領域というものに萌えたことは、幸か不幸かありませぬ。

 

絶対領域といえば、オタクが好むようなふわかわ女子の専売特許。私はふわかわよりもボンキュボン美女の方が好みだし、自分自身も人様に誇れるような絶対領域の持ち主でもないので、パーツとして意識したことはなかったのだけど。

 

 

 

なのにこの度、なぜか!

青いトランクスと真っ赤なブーツの間(はざま)から覗くイジフンの白い絶対領域に、目が釘付けになってしまった!

鳴呼、何という官能的な光景…!動くたびに蠱惑的な光を放つそれはまさに……禁断のフェティシズムトリコロール…!(花火バババババ

 

 

 

しかし、なぜ人生初めての絶対領域萌えが、アラフォーのおじ…おにいさんのそれでなければならなかったのか。

それについては、自分の指向性の整理も兼ねて、残りの人生でゆっくりと考えたいと思います。

 

 

 

そんなこんなで、未知なるエロティシズムまで呼び起こされたキンキー初体験。

 

カーテンコールも韓国らしく大いに盛り上がり、エンジェルズが客席に降りてきて踊ってくれて、退場時にはハイタッチまでしてくれちゃった。

 

そんな彼(女)らもまた、バキバキの肉体美でド派手な衣装とメイクを纏い、汗も滴るいいドラァグ。近くで見るとこれまたすごい。もう少しちゃんと見ていたら、また何か違うものが呼び覚まされていた気もするが、それは来月見るブロードウェイ版に託そうと思う(託すのか

 

 

以上!