浮かれポンチ、ハンミュを観る

主に観たハンミュ(韓国ミュージカル)のレビュー置き場。

「笑う男」上映会&コンサート 4時間を超える耳福タイム

 

 

★★★★★

 

・2019年10月3日(木)17時

日本青年館ホール

・グィンプレン:パク・ガンヒョン

 ジョシアナ:シン・ヨンスク

 ウルスス:ヤン・ジュンモ

 

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パク・ヒョシンのグィンプレンで初演を見ていた本作、作品自体はぶっちゃけそんなにピンと来なかったのですが、もう一度見るならパク・ガンヒョンバージョンをぜひ見たかったのです!

そして舞い込んだ上映会の知らせ。劇場で見た時は細かいセリフがさーっぱり分からなかったし、2階席の一番後ろの席だったから舞台もよく見えなかったしで、日本語字幕が付いている上映会はとても有難かった。

しかもしかも、豪華コンサート付き!上映会だけだったら見にいったか微妙なところでしたが、このメンバーが来るとあればもう行くしかないでしょ。よくぞよくぞ集めて連れてきました。感謝。

 

 

😁上映会

 

マタハリの時みたいな、記録映像じゃなかった!それどころかすごく綺麗なハイビジョン映像でした。芸術の殿堂がカメラ16台で撮ったらしいです。音質もGOOD。拍手が入っていなかったので、撮影用に特別に上演したものっぽかったです。

 

字幕もしっかり付いていて、やっと細かいところまで分かりました。デイヴィッドは公爵の愛人の子だったのか~とか、ジョシアナはこんな葛藤を抱えたキャラだったのか~とか、女王の早口の命令はこんなことを言ってたのか~とか。

 

そしてセリフが分かった上で見ても、相変わらずあまりストーリー性が感じられない…特に第一幕は内容うっすい。笑 サーカスの団員たちがワイワイやってる曲とか、そんな何曲もいらないとか思っちゃうんだよね。デアが団員たちと川で涙を洗う曲、寝ました。笑

 

ジョシアナがグィンプレンを誘惑して服を脱がしていく曲があるのですが、これがとても艶めかしいかつコミカルで、じっくり見られてよかった場面の一つでした。グィンプレンが自分に気があると勘違いしたまま襲いかかるシン・ヨンスクさんの体当たり演技が秀逸。「次はもっと激しくしたいと提案している」とコンサートのMCで言っていたので、期待が高まります。w

 

あとアップで見られて良かったのは、議会でコケにされて激怒したグィンプレンが歌う「笑う男」。ガンヒョン氏、怒りすぎて顔が歌舞伎の隈取みたいになってました。普段の色白でつやっとしたガンヒョン氏からは想像もできない表情。その後のトークで「ここは2曲をほぼ続けて歌わなければならないのでキツい」と語ってましたが、そんなことは感じさせないエネルギッシュな演技でした。

 

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😁コンサート

 

セットリスト

  1. 私の中の怪物(「笑う男」、シン・ヨンスク)
  2. ジョシアナに言い寄られて「俺も幸せになれるかも?」っていう曲(「笑う男」、パク・ガンヒョン)
  3. 幸せになる権利(「笑う男」、ヤン・ジュンモ、パク・ガンヒョン)
  4. 残忍な場所(「笑う男」、ヤン・ジュンモ)
  5. 公爵として貧しい人たちを救うのが俺のやるべきことなんだっていう曲(「笑う男」、パク・ガンヒョン)
  6. 確かジョシアナの静かな感じの歌?(「笑う男」、シン・ヨンスク)
  7. Never to Love(「エクスカリバー」、パク・ガンヒョン)
  8. 私だけに(「エリザベート」、シン・ヨンスク)
  9. 千の風になって(ヤン・ジュンモ)
  10. レベッカ(「レベッカ」、シン・ヨンスク)
  11. Stars(「レ・ミゼラブル」、ヤン・ジュンモ)
  12. 笑う男(「笑う男」パク・ガンヒョン)

  

上映会の後だし、1時間くらいでさらっと終わるコンサートなんだろうな~と考えていたら、たっぷり1時間40分もありました!

 

画面の中では髭モジャおじいさんだったヤンジュンモさん、出てきたらスーツ姿がめちゃめちゃダンディでかっこよかったです。シン・ヨンスクさんは赤いレースのドレスからのベージュのドレスでセクシーなディーヴァ。パク・ガンヒョン氏は白いお肌が映えるおしゃれジャケットでしたが、最後の「笑う男」の時は舞台さながらに白シャツだけになっていました。というかパク・ガンヒョン氏はこの直前にマリー・アントワネット@ソウルで拝見していたので、会うの数日ぶり。笑

 

1.~6.,12.「笑う男」の曲たち

「笑う男」の曲は私にとってはどうも記憶に残りにくいというか、どれも同じに聞こえちゃうのですが、こうやって1曲ずつ聞くと少しは違って聞こえるような。でも脳内再生できるレベルで覚えてるのはこの中だと4.くらいです。そしてダンディ。

 

7.Never to Love

「笑う男」の曲だけだと思ってたから、これは嬉しかったーーー!エクスカリバーはどの曲も個性的でよかった。曲の最後の盛り上がりが好き。

 

8.私だけに

「笑う男」の曲しか歌わないと思っていたので、これを歌うと言われた瞬間観客はみんな嬉しびっくりしていました。彼女のエリザは見られなかったけど、この曲だけでも生で聞けてよきでした。この辺りからシンヨンスクさんはコンサートモードから女優モードになっていて、舞台上をエリザの劇中みたいに歩き回ってました。

 

9.千の風になって

「ガンヒョン氏はエクスカリバー、ヨンスクさんはエリザ歌って、ジュンモさんは何の演目の曲歌うんだろう✧ฺ+(*゚∀゚*) +」とわくわくしてたら、まさかの「わたしの~おはかの~まぁえで~」が来て、ずっこけました。笑 でもいい曲には違いないし、日本語の発音もとても上手で、いい声で、聞き惚れました。そしてダンディ。

 

10.レベッカ

ここに来ると完全に女優モード突入のシンヨンスクさん、ダンバース夫人が完全に憑依してました。鬼気迫る表情、カッと目を見開いての「レベッカア―――――――――――――!」で、会場はさながらマンダレーのようでした。レベッカ観にいかねば。

 

 

3人ともお忙しいでしょうに、よくぞ!本当によくぞ!来てくださいました。反日反韓感情が高まって色々中止になっていた時期で、ご本人たちも日本に来ていいのか心配されたのではないかと思います。日本のよい印象を持って帰ってもらえてたらよいのですが。

 

 

以上!

 

 

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