★★★★★
・2020年1月19日(土)19時
・Eugene O’neill Theatre
・エルダー・プライス:Dave Thomas Brown
エルダー・カニングハイム:Cody Jamison Strand
ナブルンギ:Kim Exum
マファラ・ハティンビ:Sterling Javis
ニューヨークに行ったものの、ミュージカル見る時間あるか分からなかったので、滑り込みで行けて本当によかった!
ブロードウェイで2020年ミュージカル始め出来るなんて、幸先いいですね。今まで座ったことないような見切れ席でしたがw
ということで前日にチケット買って、そこからスピード予習しました。予習は入念にする方なので、前日遅くまでネットでモルモン教について調べ、作品のあらすじを熟読し、曲を聴き、舞台映像を見た結果、時差ボケも相まって寝不足になったのでレッドブルでドーピングして、ソワレに臨みました(何してるんだか…
モルモン教をネタにしたブラックコメディなのは知っていましたが、モルモン教はもちろん、イエス・キリストもウガンダもアフリカもエイズも黒人も中国人もゲイもレズビアンも何もかもネタにしすぎで、世の中のインコレクトネスを全て詰め込んだようなミュージカルでしたw 現実世界では死んでも言えないようなセリフがオンパレード。
天下のイエス・キリストでさえ:“You’ re a dick.”
ブラックジョークが飛び出す度に客席からは笑いが起きますが、やっぱり(?)一番笑いが起きるのは下ネタ。セリフ的にもビジュアル的にもヒドいのですが、一番ヒドい時なんかは後ろのおばさんはヒーヒー息切らしながら大笑いしてました。w
個人的には、宣教師たちがウガンダ人と少し一体感を感じただけで”I am Africa”と歌い出す勘違いなくだりが好き。
各幕の冒頭で演じられる聖劇の内容とか、ダサい下着来ているのとか、なぜヤケ飲みしてるのがコーヒーなのかとか、モルモン教について知らないと「???」となるところが多いかもしれません。多分私も拾いきれてないところたくさんあったと思う。
でも本作、モルモン教の教義をいじっているだけでなく、恐らくもっと広い意味で篤すぎる信仰心とか、その信仰心がぶち当たる壁とか、宗教と現実の乖離とか、そういうものをいじっているのではないかと思います。
他の宗教・宗派だったらこんなにネタにされたら目くじら立てて怒りそうなところ、この演目に対するモルモン教の反応はとても粋だったようで、それがまたこの舞台の人気にも貢献しているのかなと思います。信者増えるといいねモルモン教!
メモ
・Ticketmasterでオンライン購入
・見切れ席(C13;下手端から3席目)約99ドル
・開演30分前に建物内チケットオフィスで交換
・パスポートと予約番号提示
・クレカは求められなかった
・チケットもらったら外の列に並び直す
以上!