★★★★★
・2020年2月2日(日)14時
・ブルースクエア
・アイーダ:윤공주(ユン・コンジュ)
ラダメス:김우형(キム・ウヒョン)
アムネリス:아이비(アイビー)
アイーダ、なぜ終わってしまうの(T_T) ライセンスの問題かしら。
この演目も本当に本当に完成度が高いものの一つだったし、ストーリーも曲もすごく好きだったから、終わっちゃうの悲しい。
しかもよりによって情緒不安定の悲しい気分の時に見てしまったので、なんだかもうずっとうるうるしてた。ストーリーはもちろん悲しいんだけど、ユンコンジュさんの歌と演技が本当に圧巻で、素晴らしくて、気持ちが弱っていた私はその台風のようなパワーに気圧されてあっという間に涙腺決壊しました。
もうね、私ユンコンジュさんのアイーダしか見たことがないから他の人と比べられないし、他の女優さんたちも素晴らしいのは百も承知なのですが、アイーダは絶対ユンコンジュさんしか考えられず、今回も彼女で再観劇。
出てきた時から「気」が凄かったし、ハスキーボイスがアイーダのしたたかさを感じさせていた。でも他方でしなやかなその姿は風に吹かれる一輪の花のようでもあり、禁断の愛に陥ってしまったことも、祖国と愛する人との間で板挟みになってしまったことも、なぜ彼女にばかりこんなに大変なことが……人生ってつらいわん。と心が痛くなるのでした。情緒不安定だったので、絶対泣くはずないと思っていたヌビアの曲でさえ泣く私。さすがに泣きながら「お前ヌビアのなんやねんw」とセルフつっこみを入れてました^^;
人生つらいと言えばきっとアムネリスもそれなりにつらいはずで、今回は彼女の曲 “I know the Truth ”で一番泣きました(T_T) 自分の許嫁と信頼している奴隷がデキてるって知ったら引きこもりたくなるわ普通…なのに淡々と進められる婚礼準備。
アイーダとラダメスにとってもつらい運命だろうけど、アムネリスにとってもまた「運命が悪戯してる」と思いたくなる展開だよなぁ。青天の霹靂とはまさにこのこと。
前回見た時とは人生がまた変わっていて、同じ作品でも感情移入の場面が結構変わっていました。同じ作品を複数回見ることの妙は、こんなところにもあると思います。
ところで隣が女子2人組だったんだけど、私から遠くに座っている方が若干マナー悪く、残念だったーーー!幕が上がってからもしばらく友達に話しかけてるし、足元では電子機器のライトがずっと点滅してて、前を向いてても視界に入ってくる(足元なので、脚や荷物に隠れており、多分本人には見えてない)。
舞台上が明るい時はそんなに気にならないけど、少しでも暗いとかなり明るく点滅するそのライトに気が散って散って、「この先ずっとこんな気分で見るのは無理!!!安くないお金払って遠路はるばる見にきてるんだし!!!」と思い、意を決してすぐ隣の女子の方に「そのライト隠してもらえますか。THE LIGHT!!!!!」って極力小声英語で伝えました。
そしたら運よく伝わって、その迷惑な友達に言ってくれたんだけど、その子の隠し方がまた悪く、結局ライトの点滅は少し良くなった程度^^ ; 席自体はよかったのに、ちょっと貧乏くじ引いちゃったな~って気分でした。
迷惑客はピラミッドに閉じ込められてしまえ。
そんなこんなで残念ながら、純粋に満足できる観劇体験ではなかったのですが、舞台自体はライセンスものとは言え、本当にレベッカなどに匹敵する完成度の高さだったと思います。俳優、セット、演出、芝居、どこを切ってもパーフェクト。
ところでラダメスの筋肉もライセンス対象でしょうか♡?だってみんなもれなく隆々じゃない♡?ジェリムラダメスも筋肉モリモリなの♡?キムウヒョンさんのトルソー、相当素敵だったんだけど♡?私もどうかあなたの奴隷にry
以上!