浮かれポンチ、ハンミュを観る

主に観たハンミュ(韓国ミュージカル)のレビュー置き場。

アウグストゥス、Cool Beast!!で時空をおもしろ旅行

 

 

★★★★★

 

・2021年6月3日(木)18時

東京宝塚劇場

・<アウグストゥス

 オクタヴィアヌス:柚香光

 ポンペイア:華優希

 アントニウス:瀬戸かずや

 アグリッパ:水美舞斗

 ブルートゥス:永久輝せあ

 オクタヴィア:音くり寿

 

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🐯人間ができてるのは分かったが

 

この劇のタイトル、アントニウスに変えた方がいいのでは…^^; アントニウスの方がよっぽど自分で考えて行動してるな?

オクタヴィアヌスは何というか、流されてるだけじゃない…?オクタヴィアヌスがどんな主義思想の持ち主なのか全く分からなかったので、見終わってから勉強したくなりましたが、この舞台の目的はそうさせることではないはず…。

 

ブルートゥスが途中からBluetoothにしか聞こえない病気にかかってしまい、ずっと心のBluetoothが繋がってました(?)

Bluetoothカエサルを殺した」

「殺せ殺せBluetoothを!」

Bluetooth、お前もか!」←言ってない

 

そういえば折に触れて出てくる黒装束の人たちは、歌詞を聞くに「七つの丘の神々」だったのね!トートダンサーズみたいとか思ってごめんなさい。

 

 

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🐯めくるめく野獣カーニバル

 

今回何気に二本立てが初めてだったので、やっとショーが見られるとわくわく。

 

始まってすぐの強い司祭集団みたいの何!!笑

あれを脱いで早着替えでもするのかと思ったらそうでもないし!笑

三司祭が掃けて、後ろからキラキラ衣装のマイティさんが上がってきた時には、衣装の真っ当さにホッとしました。笑

 

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その後も頭に骨刺さってたり、肉々言ってたり、骨付き肉マイクにして歌ってたり、何を見せられてるんだろう宝塚ってやっぱり想像力すごいなキョトン状態でしたが、

 

 

デカい肉テッテレーン!

 

 

でなんだか私と舞台を隔てていた壁が崩れ落ち、その瞬間全てを受け入れました。ああこの人たちは真面目にふざけているのだと。

嫌いじゃないぜ。

この「設定強すぎて置いていかれる感じ」、最近快感にすらなってきた

 

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「天に登ったアントニウスとオクタヴィアのその後」みたいなナンバーありませんでした?音くり寿さん歌がうまいし、声が可愛らしくてなんか好き。顔も分かりやすいし。

 

あとその後かな、に紫の鳥?に女装?した柚香さんが踊る曲で歌っていた方もすごい歌がうまかった!この時は女装?した柚香さんも見たいし、瀬戸さんも見納めておきたいし、歌ってる人の顔も覚えておきたいしで、あちこちウロウロ見てるだけで終わってしまった。後から歌うまの方は和海しょうさんという方だと有識者に教えてもらいました。ショーがあると、色んな人に出番が作れるのがいいところですね。

 

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凪七瑠海さんと美穂圭子さん率いる白い集団、いつもビーストたちの周りにいるし、羽根みたいな衣装だから鳥かな?と思ったんだけどどうなんでしょう。サバンナで象の背中とかに乗ってる鳥、あれを思い出しました。

 

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とにもかくにも、見どころがたくさんのショーでした!これだけナンバーがたくさんあって、人も入れ替わり立ち替わり出てくると、一度見ただけじゃ全ては把握しきれませんね。ということで最近は宝塚大劇場千秋楽の配信を先に見て予習してから、東京で生で見るということを心がけてます(入念)。

 

 

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日比谷シャンテで『はいからさんが通る』の衣装展示してました。こういう抜かりないサービスが宝塚ってすごいと思う。

 

以上!

 

 

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エリザベート25周年ガラコンで春のトート閣下に感服

 

 

★★★★★

 

・2021年4月21日(水)17:00

東急シアターオーブ

・トート:春野寿美礼

エリザベート大鳥れい

フランツ・ヨーゼフ:霧矢大夢

ルキーニ:瀬奈じゅん

ルドルフ :彩吹真央

 

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「春野さんの『エリ〜ザベ〜”th”』の発音がたまらない〜!!(≧∀≦)」と当時(2002年頃?)、ヅカオタの同級生が騒いでいたのですが、何のことを言ってるのか20年越しに分かりました。笑

 

春野寿美礼さん、存在は知っていたのですが歌があんなにお上手ということまでは最近まで知らず。最近、宝塚時代とか、モーツァルト!で『星から降る金』を歌ってらっしゃる動画を見て、「ぜひ生で見て(聞いて)みたい!」と思ったのでした。

そんな時にちょうどこのガラコンの話が出てきたので、観にいくなら迷わず02年花組バージョンだなと!!恐る恐る応募したB席だったけど、当たってよかったです。

 

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実際で見ても春野さん、めちゃめちゃ歌うま!!マイクの音量とかもあるのでしょうが、どんな音のどんなフレーズでも、安定感と声量がずば抜けていらっしゃる。他の皆さんも上手いけど、春野さんが歌うとやっぱり違うなってなる。

そのオーラ?カリスマ性?の暴風によってチケット代実質無料になりました。演じながらもただ一人、3階席までもちゃんと目線を送ってくださる!さすがスター!眼光というの?目から放たれる光?というか光線?もはやビーム?が人一倍強かったです。

 

背が高く、手脚も長く、カリスマがあって、歌もうまくて、宝塚でスターになるために生まれてきた人って感じですね。カーテンコールで瀬奈じゅんさんが春野さんを「宝塚の申し子、花組の貴公子」と評していましたが、本当にそう思いました。

わたくしめのような、退団から10年以上経って初めて見た人にさえもそう思わせるってすごい。ていうかこれでママって、めちゃめちゃカッコいいママや。

 

ところで一幕のトートの衣装がコロレド大司教(伝われ

 

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「闇が広がる」のサビって、最近の宝塚ではトートが上、ルドルフが下を歌ってることが多いよね。でも昔の春野トートの闇広動画を見たらオリジナルに忠実に(?)トートが下、ルドルフが上を歌ってたので、今回もそうしてほしいな〜と思ってたのですが。そのまま歌われてて嬉しかったです!

私は個人的にはこちら(トートが下)の方が好きで、なぜならこの闇広リプライズはルドルフの曲だと思っているから。

 

ところでこのシーンがおもしろ可愛くて好きなのですが分かりますかね。マイク持ってるとひょっこり感が増して余計に。

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最後の黄泉の国に一緒に旅立つ時、春野さんに抱かれて本当に嬉しそうに春野さんを見上げる大鳥れいさんと、それに満面の笑みで応える春野さんのシーンが印象的でした。大鳥れいさんも、相変わらずエレガントで麗しかった。

 

貯金するために少しミューオタ活動は控えようって思ってたのですが、今しか見られないものは今しか見られない!(当たり前)なので、後悔しないように生きたいと思いました(一生金貯まらんやつ

 

コンテンツ力お化けのエリザベートという作品も手伝って、久しぶりに「いいものを見た〜っ!」と高々と拍手できる舞台でした。

これだから観劇はやめられない。

 

以上!

 

 

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スリル・ミー見ながら耳なし芳一を思い出した話

 

 

★★★★★

 

・2021年4月10日(土)18時

東京芸術劇場シアターウェスト

・私:田代万里生

 彼:新納慎也

 

 

スリミは今まで、韓国語で4回見ただけ(だけ?)なのですが

 

 

今回初めて日本語で見て思ったのは

 

 

何語で見てもヤバいものはヤバい。

 

 

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序盤から彼への執着心が大爆発なまりお私。彼、早く彼のヤバさに気づくんだ!彼はスリミ界のアロンアルファよ!(?)

 

ところで現代のまりお私がよぼよぼすぎじゃない…?劇中では「あれから34年」経っているらしいので、現代では50そこそこのはずなのに、80歳くらいのおじいちゃんみたいだった笑 そりゃあ刑務所暮らしは楽じゃないと思うので、普通の50代よりは年老いて見えるのかもしれないけれど!でもまりお氏は元が童顔なので、若い時代はそんなに違和感なかった。

 

にろまりは初演ペアだけあってお二人とも、スリミをやるにはいい年だと思うのですが、いい年した大人が倉庫を燃やすだの子どもを殺すだの話しているのはもう、見ていて本当にヤバい。さっきからヤバいしか言ってない。笑 でも本当に、おじさんが放火してウキウキしてる姿はもはや狂気。若者には出せない味でした。

あと新納彼の耳舐めには今までのスリミハラスメントの中で一番びっくらこきましたw 無表情に空を見るまりお私の耳を、後ろから抱き着いてねっとりを舐め上げる新納彼。妖怪かと思った。笑

 

ピアノは、ピアニスト個人の弾き方なのか、今回の演出なのか分からないけど、ところどころでブツッと切れちゃうところがあって、あまり好みじゃなかった…。ピアニストがどなただったか控え忘れましたが…。聞き慣れてる韓国版のような、余韻を持たせる弾き方が好きだなぁ。

 

 

ちなみに出来心で”Thrill Me”をGoogle翻訳してみたのですが、

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満点て笑

 

スリル…満点…?いや違いないけれども!

満点ってどこから!笑

 

 

以上!

 

 

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ロミオとジュリエットとナイスガイズと鼻メガネ

 

 

★★★★★

 

・2021年3月29日(月)13時

・オンライン生配信

・<A日程>

 ロミオ:礼真琴

 ジュリエット:舞空瞳

 ティボルト:愛月ひかる

 ベンヴォーリオ:瀬央ゆりあ

 マーキュシオ:極美慎

 ロレンス神父:英真なおき

 乳母:有沙瞳

 死:天華えま

 愛:碧海さりお

 

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元のフランスミュージカルが好きというのもあって(見たことないけど)、歌うま王子礼真琴さんがロミオを演じるとなれば、見ないわけにはまいりますまい。前もロックオペラモーツァルトやってたし、フランスミュージカルに縁のある方ですね!

 

最初の曲「ヴェローナ」で、大公がキャラ紹介してくれるのはありがたい。ティボルトは出で立ちでこの人だろうなと分かるけど、ベンヴォーリオとマーキュシオが私の中ではひと括りにされていて、どっちがどっちだか分からないから。でも正直、混同してても物語の理解に影響なかった。笑

 

しかしこのお二人、奇抜な髪色の高身長イケメンヤンチャコンビで、いいね!大野くんと杉山くんみたいじゃない?(違

ティボルトも身長高めだったので、3人の決闘のシーンはとても画になってました!みんなしてオラついてるの、いいですね~。せっかく3人揃ったからそのまま三曲くらい歌って踊ってほしかったけど、残念ながら一瞬で二人もあの世に離脱してしまいました。涙

 

そんなティボルト役の愛月ひかるさんは今回初めて見た方なのですが、勝手にこの公演のMVPを授けます!ティボルトの時も、ショーの時のオラついたダンス(褒めてる)も、物憂げな眼差しから色気がダダ漏れていて、存在感が抜群でした。かわいらしさ溢れるトップさんと、オトナセクシーの二番手さんで、バランスがよい組ですね!

ゴールデンウィークに劇場にも見にいける予定だったのですが、緊急事態宣言で公演中止に。「愛ちゃんの死」とやらを見てみたかったよーん!ぴぴぴえーん(T0T)

 

ラストシーンでは配信といえどやはり涙がちょちょぎれてしまうのですが、ロミオの亡骸を前に慟哭する瀬央ベンヴォーリオを見て涙腺が決壊しました。本当に痛ましかった…。最後の最後に両家の母たちが歌う曲もいいですよね。あの曲、フランス版では”Coupables=Culprits(英)=罪人”というタイトルで、罪人罪人って連呼してて「私たち全員が二人が死に至った罪を負っている」という印象が前面に押し出されているのですが、その色は今回の訳詞では少し薄めだったような(記憶があやふや)。

 

歌うま王子の礼真琴さんのことは、いつも褒めているのでもう褒めませんと言いつつ褒めますが、前後で歌っている方々が気の毒になるくらい、本当に本当につくづく歌がお上手。現代の日本の舞台人の中でも、最も歌がうまい部類に入ると思います。早く普通のミュージカルに出(自主規制

そしてフィナーレのタンゴもキレッキレ!速すぎて見えなかったんだけど笑 あと群舞でかっこよさげにヴェローナッ☆」って言うところがツボりました。

 

ツボと言えば、今回一番ツボったのが!!!

 

仮面舞踏会の!!!

 

仮面!!!www

 

 

まさかの!!!

 

鼻メガネ方式!!!www

 

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いやー宝塚見ると毎回新しい発見があるのですが、これはなるほどと感心しました。確かに着脱が楽で、安定性抜群。ヘアスタイルやメイクにもほとんど干渉しない。メガネは傘と並んでかなり普遍的な造形をしていると常々思っているのですが、それを宝塚で再認識することができました。何の話や。

 

以上!

 

 

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ウェイトレスを見に久々に大きな劇場に行ったパイ

 

 

★★★★★

 

・2021年3月18日(木)18時

日生劇場

・ジェナ:高畑充希

 ポマター医師:宮野真守

 ドーン:宮澤エマ

 ベッキー:LiLiCo

 アール:渡辺大

 オギー:おばたのお兄さん

 

 

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・幕がラズベリーパイみたいな柄で可愛い。

 

高畑充希歌うまかった

 

・LiLiCoも宮澤エマも役に似合っててよかった

 

・マモさまも背が高くて白衣似合ってた(そこ

 

・「マモさま」って私の中ではまだ地場衛なんだが

 

・そしておばたのお兄さんww

 

・幕間で最初の会話「おばたのお兄さんやばい…w」

 

・あそこまで振り切れるのはさすが芸人

 

・バク転までして、身体能力も高し

 

・曲”It only takes a taste”好き

 

・海外上演版より控えめだったみたいだけど、それでも結構PG12な場面あり

 

・人生色々あるけど元気に生きていこうと思わせてくれる作品

 

・日常の色んな場面で「なんとかかんとかの何々パイ!」と言いたくなる(分かりにくい)

 

以上!

 

 

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僕とナターシャと白いロバが浅草にやってきた

 

 

★★★★★

 

・2021年2月8日(月)18:30

・浅草九劇

・ペク・ソク:東山光明

 ジャヤ:月影瞳

 マルチマン:伊藤裕一

 

 

ナナヒンーーー!

 

ハンミュ、冬の風物詩。というわりに最後に見たの、2017年の暮れらしい。

 

この冬はソウルで見ることが叶わないので、日本で上演してくれて嬉しかったです。

 

しかしこの作品、時代背景とか衣装とか地名とか、どっぷり朝鮮文化な作品なので、数多ある創作ミュージカルの中から、なぜ敢えてこの作品を日本で上演しようとなったのだろう?と不思議です。いずれにしろハンミュオタクは嬉しいですありがとうございます。

 

今回日本語で初めて見て、詩的な語彙がふんだんに使われているのを知って(そら詩人だからな)、「こりゃ韓国語版は分からないわ~~~」と納得しました。韓国語版は方言まで使ってるしね。だからセリフや曲が細かいところまで分かってよかったです。忘れる前にまた韓国語で見てみたい。

 

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ジャヤは韓国では比較的若めの女優さんが演じてきましたが、劇中のジャヤの年齢の幅が広いので、ベテランが演じても全然違和感ありませんでした。むしろ月影瞳さんが可愛いらしすぎて全然乙女。年を取っても乙女の心を持っているジャヤ、というのは、ベテランが演じるからこそ出せる味だと思いました。

 

ペクソクもマルチマンも、歌がうまくてすらっとしててかっこよかったです。

 

ウィズ・コロナの浅草九劇は、舞台と客席の間にビニールシートが張られていました。上か下までびっちりです。安心して見られますが、目が慣れるまでは視界がはっきりしませんでした。

カーテンコールもビニール越しだったけど、また一公演無事に終えられたという安堵感が伝わってきました。私も無事にこの公演を見ることができて感謝。

 

以上!

 

 

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アナスタシアは至近距離で起きる遠い国のお話

 

 

★★★★★

 

・2021年2月4日(木)15:30

東京宝塚劇場

・ディミトリ:真風 涼帆

 アーニャ:星風まどか

 グレブ:芹香斗亜

 ヴラド:桜木みなと

 リリー:和希そら

 

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ご縁があって身に余る超良席に恵まれました。「オペラグラス忘れちゃった〜」と心配してたけど、杞憂でしたね。皆さんのお顔がこんなにはっきり見えるのは初めて。映像作品見てるのかな?と思いました。

銀橋に皆さんがずらっと並ばれた時は圧巻!視界に美男美女しかいない!よく考えたら、他の舞台は色んなビジュアルの役者が立つので、こんなに麗しの美男美女限定スペクタクルな劇団って珍しいわよね。

 

 

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アナスタシア、分かってはいましたが音楽のクォリティ高くてよき。魅せ曲がたくさんありました。アーニャのソロ曲をディミトリが歌っていたり、デュエットになっていたりという宝塚アレンジもありましたが、キャラごとの歌のバランスも良かったと思います。

 訳詞も不自然なものはなくてよかったですが、グレブの “Stiiiiiiiill!!!!!”が「も〜〜〜〜う!」だったのは「そうだよねぇそうなるよねぇ」と思いながらも少し笑いました。何気にこの作品の良曲はグレブが占めてると思っている。

 

グレブから差し出された握手を何度も拒んでいたアーニャが、最後にグレブと分かり合って(?)握手に応じるところが個人的に胸アツでした。
しかし「アナスタシアなんていなかった」と本国に報告してしまうグレブ、命が危険なのでは…?なぜなら私がスパイ映画を見て得た知識によりますと(どんな知識)、こういう組織には絶対「スパイのスパイ」みたいな人がいて、活動する諜報員を監視してるんですね。したがってこんな重大ミッションを任されているグレブにも、絶対監視員がぴったりついていて、不審な動きは本国に報告されている可能性がありますね!逃げてグレブ!帰っちゃだめよ!そこに感情はいらないわ!

 

 

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リリー役の和希そらさんがとっても歌がうまかったです!声量があってよく通る声だったので、パワフルなリリーにぴったりでした。ヴラドを尻に敷いてる感じも面白かった。アーニャのおばあさん役の方も綺麗でかっこよかったし、サブキャラも光る舞台だったと思います。

歌ってはなかったけどバレエ公演のシーンで踊ってたロットバルトの方、めちゃめちゃバレエの技がキレキレでお上手でした。オディールは、宝塚ならもっと踊れる人いそうなのに…^^;と思ってしまいましたごめんなさい。

 

アーニャの紺色のドレスがめちゃめちゃ好き。短時間しか着てなかったから残念~と思っていたけど、パレードでまた着てくれたのでたくさん見られて良かったです。羽根との組み合わせもぐーb

 

 

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さて本編が終わり、昨今人数が減らされているラインダンス。左右にスペースが生まれたことから、なんと、ラインダンスがまさかの横移動してました!!!ww 伝わりますかね、この衝撃、組んだまま左右に移動しながらのラインダンス。

確かにフルだった時は舞台の両端までびっちり人がいたので、そんな芸当をする発想はそもそも生まれなかったのだと思います。

これぞソーシャルディスタンスが生んだウィズ・コロナ世界の新アイディア!

スライド式ラインダンス!

ピンチはチャンス!

ピンチはチャンスでラインでダンス!(うるさい

 



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そのあとの、衣装が全然ロシアではなく闘牛使いでは…?みたいなショーもカッコよかったです。タキシードやスーツ的な衣装じゃないのって初めて見たかもしれん。本編だけでも疲れそうなのにフィナーレまで毎回やっていて、タカラジェンヌさんたちの体力気力半端ないなと思います。

 

デュエットダンスは初ティアラ!見てみたかったんだよね〜ティアラ。真風さん、顔がシュッとしてるのでティアラが似合ってました。

宝塚的拍手のタイミングに少しずつ慣れてきた昨今ですが、今回は「離れた位置にいる二人が音楽の『ちり~ん♪』で目線合わせた瞬間に拍手」という上級者プレイが展開され、拍手の奥深さに唸りました。

 

 

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東京宝塚劇場がリニューアル20周年だったかで、劇場内で「写真で振り返る宙組」展的なものをやっていました。

実は20年くらい前に一瞬宝塚を見ていた頃があったので、和央ようかさん以下3-4名は顔と名前が分かるのですが、その方々の写真が見られて懐かしかったです。皆さん立派にトップになられていたんですね(しみじみ

 

 

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大空祐飛さん、顔が好きでした(謎の告白

 

 

以上!

 

 

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