★★★★★★
・2024年8月30日(金) 14:30
・忠武アートセンター
・オスカル: 옥주현(オク・ジュヒョン)
アンドレ: 김성식(キム・ソンシク)
ベルナール: 노윤 (ノ・ユン)
ポリニャック夫人: 리사(リサ)
初めて見た時から1か月、ベルばらのためだけに再度渡韓してきました。しかも見るのはベルばらのみ。1.5日、3公演の間、忠武アートセンターの民になりました。
さすがに一つの演目しか見ない渡韓は初めて。また一つ越境系ミューオタの階段を上がりました。
🌹さらにパワーアップしたオクスカル×シクドレ
全体的に1か月前に見た時よりもさらに感情が込められているのを随所から感じた。ロザリー送り出しのシーンでは、オクさまは涙声どころではなくもう泣いてたし、「ナンオスカル」は鬼気迫りすぎてガナりまくってたし。
オスカルが革命側につくと知ったジャルジェ伯爵に斬りつけられそうになるシーン、今回のオクスカルは父の前に跪いて歌ってだけど、前見た時は普通に立って対面してた気がするの。オク様レベルでも日々試行錯誤して、最良の芝居を追及してるんだなあと改めて感心。
シクドレもおばあちゃんに目が見えないのがバレちゃったシーンでずっと泣くの堪えてて、毒杯ではもう「世界の終わりでもこんな絶望はしないだろう」というくらいの気迫だった。毒入りワインを飲む直前に、オスカルの絵画に向かって乾杯するように杯を上げているのもよかった。韓国ベルからは毒杯からが本当にドラマチック。
最後のオスカルによる「アンドレ、ジュンビデッソ？」(からの振り向く)が、前見た時オク様はひと息に言っていたのに、今回は「アンドレ、ジュンビデッ……(振り向き、しばし沈黙)…ソ？」に変わっていた。どちらも悪くないけど、今回のはちょっと狙いすぎな気がして、前の「うっかり言っちゃったけどそこには誰もいなかった」感がある方が好き。
今回もノユンが見られて嬉しい。まじでどの衣装もかっこいい。ジャケットもかっこいいし、シャツの袖捲ってるのも良いし、半袖シャツも良いし、前がはだけた黒いシャツも良い。なんなら服着てないのも良い。爆
アンドレが撃たれた時にオスカルに「そこにいるのか？」と手探りで手を伸ばすシーン、その後ろでノユンナールが自分の手を見つめていたのが印象的。俺のしたことが…みたいな。そうだよ黒い騎士お前だよぉおおぉ！とこの時ばかりは思わずにはいられない。けどそんなことどうでも良くなるくらいの、オクスカルの慟哭。
そこからラストまでは頬を伝う涙を拭くのも間に合わず、ひとまず顎の下にハンカチを設置して全て受け止めてもらうことにしました。
それでもオスカルの最期のシーンでは、号泣しながらも「ソンシクだけでなくノユンにもお姫様抱っこしてもらって！オクさまずるい！！」と頭の片隅でちょっとだけ思いました。いやだいぶ心の中でハンカチを噛みました。ｗ
ジェローデルは背も高いしセリフのかっこいい役回りなので、今日のソンジェリムさんは終始鼻声だったのが気になった…
二幕のリサ姐さんのシャウトがすごかった。韓国ベルばらのポリニャック夫人は、原作のポリニャック夫人にジャンヌの剥き出しの強欲さと腹黒さをブレンドしたようなキャラクターだけど、印象も2人の女優さんでそれぞれ違った。
リサさんだとジャンヌ要素強めで若干魔女感あって、歌がつよつよ。パクヘミさんは貴族らしい優雅さがあって、高貴に見えて実は性悪、という原作ポリニャックの雰囲気に近い感じかしら。
終演後に出待ちの列を見つけて、待っていたらキムソンシク氏が来ました。出待ちをするのなんてめちゃくちゃ久しぶりだったので、時間も少しあったし記念に、と思って。
一か月前に見たときよりもだいぶ痩せているような気がする。頬の筋肉浮き出てるし、大丈夫かなと心配になった。それでも20人ほどのファンの方々を相手に話したり、名前入りでサインをしてくれて、日本から来たと言ったら「アリガトウゴザイマス」と言ってくれた。公演も素晴らしかったけど、この辺の対応も含めてなおさらファンになりました。これからも応援するから、ビッグになってくれ。
以上！
