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浮かれポンチ、ハンミュを観る

主に観たハンミュ(韓国ミュージカル)のレビュー置き場。

어쩌면 해피엔딩 / もしかしてハッピーエンディングは少女マンガのようであるよ

 

 

★★★★★ 

 

・2017年2月18日19時

・DCFデミョン文化工場

・オリバー:정문성(チョン・ムンソン)

 クレア:전미도(チョン・ミド)

 ジェイムズ: 성종완(ソン・ジョンワン)

 

 

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👫もうあらすじをさくっと書くことは諦めたのさ

 

ロボットのオリバーは今日もいつも通りの朝を迎える。いつも通り鉢植えに声をかけ、ニュースを見て、郵便屋さんが届けてくれる音楽雑誌を読む。ずっとそうして過ごしてきた。

 

そこにある日突然、同じアパートに住むロボットのクレアが充電器を貸してほしいと押しかけてくる。びっくりしたオリバーと玄関で押し問答をしているうちに、クレアの電源は落ちてしまう。オリバーはしぶしぶ、自分より一つ新型のクレアのためにアダプターまで作り、充電してあげる。無事にクレアは目を覚ましたが、二人はすぐにどちらの型(オリバー:5型、クレア:6型)が優れているかということで小競り合いになり、クレアはお礼もそこそこに出て行ってしまう。

 

しかしクレアの充電器は壊れていて直らず、オリバーが気を利かせて毎日午後1時から5時の間だけ、自分の充電器をクレアに貸し出すことに。毎日顔を合わせることで互いへの刺々した感情も少しずつ和らぎ、先日の喧嘩を詫びにクレアが部屋に訪ねてくる。

 

オリバーの部屋にあるものを見たり、おしゃべりしているうちにオリバーには「友人」の元主人ジェームズがおり、いつか済州島に会いにいくつもりだということが分かる。クレアは、主人が友人であることなどあり得ないとしながらも、自分も済州島で蛍が見たいから一緒に行こうと持ちかけ、二人は旅に出ることにする。

 

車で済州島に向かう道中、ロボットだけの旅行は都合が悪いので人間の恋人同士ふりをしようと二人は画策する。韓国人らしい名前をつけ、タメ語で喋ってみて、出会った経緯も決める。「雨の日のニューヨーク、僕が傘を差していたら君が突然傘に入ってきて、バス停まで入れてほしいと言ってきたんだ。最初に手を繋いだ時のこと、初めてのキスのこと…」恋愛の話になって、クレアの表情が少し曇る。「誰かを愛したことある?」どうやら前の主人たちのことで、悲しい思い出があるよう。「でも忘れちゃったわ」

 

途中地点で何とか宿も見つかり、戯けたり、くつろぐ二人。クレアは「一人でいるのより、楽しくていいな」と感じ始めるが、そんな心をかき消すように「お互いのことを好きにならないと約束しよう」とオリバーに持ちかける。もちろんだ、と応じるオリバー。

 

そして遂にジェームズの自宅前に到着する。オリバーに対しクレアは「人間の心は変わるものだから、きっとジェームズの心も今頃変わってる。会ったらきっと傷つくことになる」と止めようとするが、オリバーは押し切って行ってしまう。その間クレアは、以前のご主人で、愛し合っていた男性の心が離れて捨てられてしまった話を思い出して涙する。

 

戻ってきたオリバーは、ジェームズは既に亡くなっていて会えなかったと告げる。しかしジェームズは友人としてオリバーにレコードを遺していた(これが本作テーマ曲のレコードで、ジェームズ俳優の生演奏が入る)。この事実に驚くクレア。主人がロボットに何かを贈ることなんて滅多にない。ジェームズは本当に友人だったのね、と感激する。

 

続いてクレアの希望を叶えるべく、二人は蛍を見に森へ行く。暗闇を舞う光の中ではしゃいだり、静かに眺めたりして特別な時間を過ごす。クレアは蛍を一匹、ビンに入れて持ち帰る。

 

済州島から戻った二人は礼を言い合い、それぞれの部屋に戻るが…相手が好きだとすぐに気づき、飛び出してきたところで鉢合わせ。「約束、守れなかった」「私も…」。恐るおそる、優しく触れ合ってキスする二人。初めて感じる恋の感覚にわくわくし、それまでの時間を取り戻すように二人でラブラブな日々を過ごす。

 

しかし6型は5型よりも寿命が短く(メモリ容量が少ない?)、次第に頻繁になるクレアの故障。その度にオリバーは「大丈夫、大丈夫」と、クレアと自分に言い聞かせるようにして修理してあげる。そんな状況に耐えきれなくなったクレアは「私たち、もう終わりにしましょう」と切り出し、オリバーも受け入れる。

 

それぞれの生活に戻って普通に暮らそうとする二人だが、一緒に過ごした思い出が巡って悲しみが増すばかり。出会う前は悲しみを知らず、気ままに幸せに暮らしていたのに。遂に二人は、出会った日以降のメモリを削除し、お互い知らない者同士の生活に戻ることにする。

 

いつもと変わらぬ朝を迎えるオリバー。鉢植えとおしゃべりして、音楽雑誌を読んで…とそこにノックの音がし、「充電器が壊れたから、貸していただけないかしら」とクレアの声が聞こえてくる。オリバーは「誰ですか?」と問いながらも、クレアの電源が落ちる前に部屋に招き入れる。<了>

 

 

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👫泣きにいく少女マンガ作品

 

んもー

 

「観客を一網打尽に泣かせてやろう!」という製作側の魂胆が見え隠れする、いや透けて見える本作。

乙女の涙腺に訴える要素が、いやらしいほど詰め込まれています。えげつない。そして観客の乙女たち(注:私含む)はそれらにいちいち、見事に引っかかり、

 

号泣するのです(T_T)

 

鼻水出すぎで、乙女たち(注:私含む)全員口呼吸でした。多分みんな瀕死の魚みたいな顔して見てたと思う。

 

この話の筋自体は「愛し合う二人が別れる話」と、11文字で書けるくらい単純なものだけど、これにロボットという設定や、くるくると変わる感情描写や、主演二人の可愛らしさが加わって、小さな花束のように愛らしいミュージカルに仕上がってました。

 

そして今回のキャストはインスタ(最大の情報源)を見て、カーテンコールが一番可愛い二人を選んだ。笑 キム・ジェボム氏もMy注目俳優としてとても興味あったけど、彼はゴーントゥモローで超お堅い役をやってたから可愛い系のイメージが全然湧かず(今年のゴーン再演に期待!!

 

よって、オリバー役は久々の

 

たかおーーーーーーーー!!ことチョン・ムンソン氏。

 

(某たかおに似ていることから、ヘドウィグの時に勝手に命名)

 

しかしパンイチの細マッチョ姿で水とトマト汁を滴らせ、ロックしていたたかおはどこへ…パステルカラーのシャツ着て、鉢植え持ってピョコピョコ歩いてる…笑

でもたかオリバー(?!)、すごい可愛かった。前回見た時と役の振れ幅すごいけど、どちらもちゃんと引き込んでくれるし、歌の表現力も高い。演技力を買われて演劇にもたくさん出てるみたいだが、歌える人はとりあえずミュージカルに出てくれ笑 次回作が気になるなーっ。

 

 

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「たくさん泣いちゃった」と照れるクレアを慰めるジェームズとオリバー。萌え。

 

今度日本でも公演するらしいね! 「メイビー、ハッピーエンド」とな。ハンミュ俳優わんさか来てほしい。

 

そしてジェームズの衣装ってどう見てもスリルミー彼だよね!茶色スーツに赤ネクタイ!ということで次はスリィイィイィィルミィイィィ!

 

 

以上!