★★★★★
・2019年1月15日(火) 20時
・モガドール劇場(パリ)
・ロキシー:Carien Keizer
ヴェルマ:Sofia Essaïdi
ビリー:Jean-Luc Guizonne
時差ボケ対策でリポビタンD飲んで臨みました。でも全然眠くなる場面なかった!
劇場は100年に及ぶ歴史を持つモガドール劇場。調べたら近年はもっぱらミュージカルを上演しているようです。ギャラリー・ラファイエットのすぐ裏手と、立地も抜群によい。
本舞台、全編フランス語。律儀に全部訳してあって、何ならAll that jazzもFaut qu’ça jazz になってました。
フランス語と言いつつ、役者全員がフランス語が母語というわけでもない。ヴェルマとロキシーは二人ともフランス語が母語ではなく、訛りがありました。全然聞き取れるレベルだけど。まぁ舞台はアメリカで色んな人種の人がいるから、少しくらい訛ってるのは愛嬌もあって良いのではないかい。
でもそんなんで大丈夫かフランスミュージカル界?いやもう自国人材だけじゃダメなんだろうな…国境を超えた優良人材の往来が盛んなのはいいことだけど。でも思えばノートルダム・ド・パリも初演の頃からフランス人の方が少数派だったわ。w
というか主演女優二人が、舞台上で圧倒的にスタイルがよい。シカゴってアンサンブルのダンサーがめちゃくちゃスタイルいいイメージだけど、今回は別にそんなことはなく、どちらかというとふとましい方も…の中に、背が高くスレンダー筋肉質な二人が立つと、もはや人種が違うようでした。ダンサーよりもダンサーらしい体形。これぞTHE!ミュージカル女優って感じ。顔芸も面白くて、見応えのあるお二人でした。
(私が見たのは右の3人。ヴェルマ、かなり巨大なイメージだったけど取り巻きが小さかったのか…)
ビリー役の俳優さんも黒人系の高身長でダンディな素敵な人だったのですが、なんか声出てないな~と思っていたら、幕間で「ジャンリュック・ギゾンヌは体調不良のため○○が代役を務めます」とさらっとアナウンスがあり、アンサンブルにいた小柄な白人の俳優さんが代役してました。容姿変わりすぎて、文脈ないとどの人だか分からんw
シカゴはむか~~し一度だけブロードウェイで見たことがあって、その時は2-3曲くらいしか知らず、ストーリーも大して知らず、英語もよく分からずだったので途中眠くなったりしたのですが、それ以降映画も見ていたし曲も知ってるし言葉も分かるしで、今回は存分に楽しめました。とてもスタイリッシュな作品なので、本場のもまた見てみたいな。
以上!