★★★★★
・2022年12月18日(日)14時
・ブルースクエア
・クリスチャン:이충주(イ・チュンジュ)
サティーン:아이비(アイビー)
ジドラー:김용수(キム・ヨンス)
モンロス公爵:손준호(ソン・ジュノ)
12月20日からの上演だったので、ギリギリ間に合わなかったな〜と思って諦めていたのだけど、17-18日でプレビューをやると17日に知り、予定を変更して急遽18日公演をブッキング!少しだけど空きがあってラッキーだった。
本当はこの時間帯if/thenを見るつもりでチケットも取っていたのですが、ビッグチャンス到来に堪えきれず。
会場に入ったらまずセットの豪華さに圧倒されます!
舞台には何重にも重なった大きなハート、客席の両側には大きな風車と、青く浮かび上がる巨大な象さん。天井の装飾のドレープも客席の方までせり出していて、全てが電飾でキラキラ輝いていました。黄色やオレンジのライトがゆっくり動きながら客席を照らしていて、音楽も相まって雰囲気抜群です。客席に入るだけでテンション上がりました。
フォトコーナーも豪勢なものが3つも作られていて、もうこれだけで見学料10,000ウォンくらい取れる。いや、実際見学料込みだな?VIP席18,000ウォンって!
内容は、曲も筋も映画を踏襲してるけど、曲は映画公開以降のヒットソングが加えられているみたい。Tango de Roxanneが残ってたのは嬉しかった。ロートレックとかニニのキャラクターもミュージカル仕様かな?
どの曲もよかった!ほぼヒットソングメドレーだから知ってる曲多いし、ノリのいいものも多いしで、ミュージカルにあまり馴染みのない人でも楽しめると思う。ストーリーは大したことないから、大体の筋書き知ってれば分かるし。笑
二幕頭のLADY GAGAのBad Romance からのブリトニーのToxicのパフォーマンスが好きだった。どちらも好きな曲というのもあるけど、ダンスや照明もカッコよくて本格的なショーのようでした。
アイビーはちょっとニコール・キッドマンに似てる気がした。サティーンの登場シーンもこれまたアイコニック。空中ブランコで宙に浮いて、黒コルセットにトップハット。全身に煌めくダイヤモンド。ヒールはもう少し高くしてあげた方がさらにセクシーに見えそう。
チュンジュ氏も青年作家クリスチャンにぴったりよね。夢に溢れてパリに来る感じ、サティーンにゾッコンな感じ、サティーンの態度にいちいち不機嫌になる感じ、絶望して舞台に立つ感じ、全て素直に演じつつ、持ち前の爽やかさは常に胸ポケットから覗いておりました。
というかダブルキャストはグァンホ神で、もちろん神の御声を本作でも聴きたいのは山々なんだけど、ポップソングがほとんどの作品だと少し勿体なくないかな…。ワイルドホーン作品みたいにゴンゴン歌い上げまくるグァンホを知ってると、「もっと声量を浴びせてくれ!ブルースクエアを震わせてくれ!あなたの声量に溺れたいんだ!押し潰されたいんだ!もっと!もっとぉおおぉぉ!」ってなりそう。多分ブルースクエアもそれを待っている(待ってない
四人組LADY Mに一人ドラァグがいるということ、観た後に言われて知りました。全然気づかなかった!ツインテールのベイビードールという役がドラァグになるみたいです。キャストボードをよく見ると、確かに男性なんですよね。もっとちゃんと見ておけばよかった〜。
以上!