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・2023年4月15日(土)14時
・COEX新韓カードartium
アン・ブーリン:배수정(ぺ・スジョン)
ジェーン・シーモア:박혜나(パク・ヘナ)
アン・オブ・クリーブス:최현선(チェ・ヒョンソン)
キャサリン・ハワード:김려원(キム・リョウォン)
キャサリン・パー:홍지회(ホン・ジヘ)
高校世界史でヘンリー8世を勉強した時に、こいつはとんでもないやつだなと思った記憶あるけど、今回詳細に知ったらやっぱりとんでもないやつだった。
しかしおかげで五世紀後にこんな最高なミュージカル出来たよ!あの世の王妃たちー、見てるー!?
こんなに粒揃いの女性キャストをダブルキャストで六役分も揃えられるのは、さすが韓国。なんたってパクヘナが浮いてない。みんなそれぞれいい声で、喉がすごつよで、演技も振り切ってて、笑えたし楽しかった。
アンブーリンはお転婆というかじゃじゃ馬というか。同じ首チョンパ系ビッチ(どういう系列)のハワードとはまた違う小ギャルビッチ感あったし、生意気全開のSorry, not sorryは頭の中エンドレスリピートソング。日常生活でちょっと反発したい時にも脳内リフレインしております。
シーモアは唯一よく知っているパクヘナさん。安定の歌声で、上品で、泣かせて笑わせるクイーン。
アン・オブ・クリーブスの曲に先立つHaus of Holbein好きすぎる!あの蛍光メガネと襟ほしい。そんであのオタゲーみたいな変なダンスやりたい。
自分の処遇について開き直っちゃうのもいい。
ハワードのビッチっぽさ好き。キムリョウォンさんがスタイルめちゃくちゃ良くてビッチ感が増してた(褒めてる
ビッチなのに、ちょっととぼけたすんとした顔で踊ってるのが好きだった(褒めてる
直前に『ミッドナイト』のビジターやってた時の動画見てたからすごいギャップだったけど、どっちもハマっててさすがでした。
初見だと思ってたらリョウォンさん、2019年に『ザ・キャッスル』で見たことあったみたい!
パーは他の王妃とは違ってヘンリーに先立たれて生き残っ(ちゃっ)たから、正直一番インパクト小さいよね…と思って、どう扱われるのか気になってたけど、うまいことみんなをまとめ上げる役回りでした。それでいて持ち歌もアイロニーに富んでて、しっかり「喰えない」王妃の一人だった。
よく見たらマイクまで各キャラのカラーに合わせてキラキラがカスタマイズされてた。
会場に着いたらまさかの一階席が半分くらいしか埋まっておらず、心配になったんだけど、その場にいた観客はすごい盛り上がりだったので、公演が始まったらそんなこと吹き飛んでました。
でもこんなにクォリティの高い作品が満席じゃないのはもったいない!女優さんばかりだと、おっかけてリピするファンが少ないだろうから、どうしても空いちゃうのかなぁ。
あとは80分という上演時間に対してVIP席12万ウォンっていうのも、少しお高いかも。でも昨今の韓国ミュージカルの値段の上がり方を考えれば、そんなものなのかなぁ…。
もともと、韓国版の直前にやっていた英語の来韓版を見るつもりだったんだけど、予定が合わなくてこちらに。クオリティーについては、全然心配してなかったけど、案の定すごくよかったです。一つの演目で、実力のある女優さんをこんなにたくさん見れることもないと思うから、良い機会でした。
あとは様々な女性の生き様を見られる作品で、そういう観点でも面白かったです。世の中色んなキャラクターがいるし、それぞれにも色んな側面がある。人生いろいろ。女もいろいろ。
男もいろいろ…いや、ヘンリー8世お前は調子に乗りすぎや。
以上!