★★★★★
・2023年4月9日(日)11時
・菅原道真:月城かなと
昭妃:海乃美月
在原業平:鳳月杏
👹応天の門
原作未修で行ったけど、面白かったです!道真のアイコニックな登場シーンもカッコよかったし、最後も満月をバックに「鬼」たちが並んでいる画も漫画の扉絵?みたいだった。
満月もだし、応天門とか梅の花のプロジェクションも効果的に使われてた。プロジェクションってともすると使いすぎになりがちだけど、よい塩梅だったんじゃないかな。プロジェクション使うと漫画っぽさも増してよかった気がする。
月城さん演じる道真がすごく全てを見透かす大人びた少年感が出てて、きっと原作もそういうキャラなんだろうな?と想像できました。まさに昭妃の言う通りの「食えない坊っちゃん」。それでも色んなことを経たラストソングの時は内面も大人になったように見えて頼もしかったです。
宝塚の「原作舞台化モノ」ってビジュアルも衣装もセットも本気で寄せてくれるし、ストーリー構成もうまいから経験上あまり外さない気がするんだけど、これもきっと原作ファンにもご満足いただけるんじゃないかなと思いました。逆に原作を読んでみたくもなる。
🌊Deep Sea
見事なチョンパ!周りで何人かが「わっ!」と漏らしてるのが聞こえてきたくらい、視界が明るくなった途端舞台上がキラッキラしてて圧巻でした。
応天の門といい、今回の公演は登場が印象的。歌い出しがアカペラなのもよかった。
海乃さんの人魚衣装、SIXを予習してる身にとっては完全にアン・ブーリンなのよ!Sorry, not sorry…って歌い出しそう。
その後の青いスパンコールが入った白スーツの月城さんカッチョイイ。と思ってたら何かヘンテココミカルな動きでいまいちかっこよくない時あったけど笑
それに続いて出てくる白い衣装の海野さんはバレエのシェラザードみたい。
女装鳳月さん、最初分からなかった!衣装の深緑が綺麗だけど、よく見るとちょっと重厚なカーテンみたいどうしたの?
奈落で降りていくときの月城さんのニヤッが何ともセクシー。
デュエットダンスもあまり見ないオトナの雰囲気でよかった。トップ娘役も三歩下がってるだけじゃなくて、時にはトップさん以上に情熱的に攻めてもいいと思います!
全体的にセットや衣装の色合いが綺麗で、統一感があって素敵だったけど(というかジャガビーを見た後なら何を見ても統一感があるように見える疑惑)、まとまりすぎというか、これという印象的な場面が少なかったような気もする。最初のチョンパが一番インパクト強かった!あと中詰めの赤い衣装ってリトルマーメイドのセバスチャン的なイメージなのかしら。
芝居に比べてだいぶまとまりのない感想文ですが、とりあえず月城さんの美しき御尊顔をたくさん拝めたので余は満足じゃ。
以上!