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・2019年3月17日(日)19時
・忠武アートセンター大劇場
・アーサー:고훈정(コ・フンジョン)
グィネヴィア:임정희(イム・ジョンヒ)
モルガン:리사(リサ)
メレアガン:강홍석(カン・ホンソク)
ランスロット:장지후(チャン・ジフ)
アーサーはハンチサン!とか言いながら土壇場でコフンジョンver.をもう一度見ましたw 2日も続けて見たらなんだか気分が中世ヨーロッパになって、また浸りたくなってしまい。あと曲も好きみたい。
しかも奇遇なことにチサン氏の回と全く同じ席で見られました。これで正当に比較できますね!
フンジョンアーサーを2回目に見た感想としては、「こちらの方が王としての成長を感じられる!これもアリ!」ということでした。
どちらもエクスカリバーによって王になることは運命づけられていたのだけど、チサン王は生来のカリスマやリーダーシップを持っていて早い段階で王という地位にも慣れて、それが余裕に結びついている感じ。
それに対してフンジョン王は突然王に据えられて戸惑いながらも、徐々に王としての自覚を持っていくような感じでした。そのまま至極真っ当な王様になって、もう何年かしたらリンカーンみたいなあごひげ生やしそう(分かりにくい
最初は違和感を覚えたフンジョン王の「まっほーっう♡♪」ソングも、そういう目で見たら若気の至りなのかなという気もしてきて、今回はそんなに違和感なく見守れました。どんな堅物でも恋に浮かれること、あるよね。うんうん。でも何度見ても慣れないのはこの曲の振り付けとシーツのダンス。本当に、ダサい。笑
成長とはあまり関係ない話。モルガンを退治するシーンは、自分の子の幸せ、そしてモルガンの幸せをも切実に願ってしんみりするシーンなのですが。ここは何度見ても、私は頭の中で「モルガンが去った後にアーサーが『フ…フッフッフ…ハッハッハッハッハー!これで邪魔者は全て駆逐したぜぇ!!』と目をギラつかせて勝ち誇ったら超面白いのに」と妄想してしまうのですが、これは韓国ドラマの見過ぎですねすみません。アーサーは選ばれし高潔な王様。
しかしコフンジョン氏、改めて思ったので改めて言いますが、つくづく歌がうまいです。
グィネヴィア役は3人とも見られましたが、今回のイムジョンヒさんが一番良かったかも!グィネヴィア役は低めの音域がわりとあるパートの中、歌が一番安定してた。優しめな声の他2人と比べて、わりとしっかりした声の持ち主です。
グィネヴィアのお相手ランスロットは、初日と同じチャンジフ氏。やっぱりこっちの方が落ち着くわ~。この安定感なら恋しちゃうのも、まあ理解できる。歌も上手くて、グィネヴィアとの曲も好き度が上がるくらい良かったです。
他に3キャストとも見られたのは、モルガン。これも三者三様で面白かった!リサモルガン、見たかったのよね。英雄の時も圧巻の演技だったし。リサモルガンはなんとシャウトしまくってました。そして美魔女。指遣いが巧みで、ちょっとインドか東洋のどこかに魔術留学してそうなオリエンタルさもありました。
ヘナモルガンは中世ヨーロッパのコテコテの黒魔術師、リサモルガンは古今東西の魔術を取り入れたハイブリッド魔女というところでしょうか。スジンモルガンは育ちが良さそうだから、下手したらマーリンから魔術教えられてそう(根拠なし
メレアガンは今回はカンホンソク氏。こちらもチュンジュ氏とはまた違って良かった。
チュンジュメレアガンは、こうやって見るとわりと繊細な悪役だったのね。傷つきやすそうというか神経質というか、溜め込んで陰ですごい悩んでそう。その分姑息だし、闇も深いのよきっと。
ホンソクメレアガンはすぐ当たり散らすし、細かいことは気にしない、ガキ大将が大人になったような悪役かな。モルガンとの関係も、チュンジュメレアガンの時はモルガンに従ってるように見えたけど、ホンソクメレアガンはそうでもなかったな。まぁいずれにしろ騙されてるんだけど。
ホンソク氏は初日で本調子でなかったのか、高音はところどころ声がかすれてたなぁ。もともとかすれてる感じはある人だけど。チュンジュ氏も、初日よりも2日目の方がスコーンと、高音もシャウトも綺麗に出てた印象。
三日間で図らずも、15名の俳優陣のうち12名見てしまった!w イムビョングンのランスロットも見てみたかったなぁ。
しかしこうして色んなキャストで観ると、マイ・ベスト・キャストを狙いたくなってしまいますね。危険、危険。
以上!