浮かれポンチ、ハンミュを観る

主に観たハンミュ(韓国ミュージカル)のレビュー置き場。

모차르트!/モーツァルト!配信でセルフどん引き号泣の巻

 

 

★★★★★

 

・8月9日(日)~11日(火)

・オンライン配信(録画)、日本語字幕あり

・9日メインキャスト

 モーツァルト:パク・ウンテ

 コンスタンチェ:ヘナ

 コロレド:ソン・ジュノ

 ヴァルトシュテッテン夫人:シン・ヨンスク

・10日メインキャスト

 モーツァルトキム・ジュンス

 コンスタンチェ:キム・ソヒャン

コロレド:ミン・ヨンギ

ヴァルトシュテッテン夫人:シン・ヨンスク

・11日メインキャスト

 モーツァルト:パク・ガンヒョン

 コンスタンチェ:キム・ヨンジ

 コロレド:ミン・ヨンギ

 ヴァルトシュテッテン夫人:キム・ソヒョン

 

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キャストスケジュール

 

 

韓流ぴあによるモーツァルト3夜連続配信!!!ファビュラス!!!

もちろん全キャスト見ました。渡韓できないので心が潤った。感謝。

 

 

モーツァルトが頭から取り出した塊をアマデに向かって投げるの、アンパンマンかな?

投げ方が三者三様で面白い。ウンテ氏は優しいボーリング、ジュンスオーバースロー気味、ガンヒョン氏はフリースタイル連投。

 

 

🎼第1回:パク・ウンテの回

・ビール瓶を口でブォーンと鳴らす

・コンスタンツェにチュー顔を向ける

・三人見た中でウンテ氏は一番ここが光ってたな、という場面は狂気の場面。気が振れるところ。本当に声や仕草までレオポルトに似ていて、余計に狂気を感じました。憑依型狂気のウンテ氏の回を一番に見ていたから、ここが父親の口調だと分かったけど、他のキャストだったらすぐには把握出来なかったかもしれない。

オポルトって現実にはどういう父親だったのか分からないけど、この劇を見る限りでは「世間体の良し悪し=ヴォルフガングの幸せ」という考えに固執していて、「ヴォルフガング自身が考える幸せ」がどういうものかは全く考えようとしない人だったのだなぁと悲しくなります。

・ピアノに座ってレクイエムを書いているヴォルフガングの後ろに立つアマデがほくそ笑んでいたような気が。アマデからしたら「やっとやる気を出してくれた!」という感じなのでしょうか。アマデをコントロールしきれずに、最後は心臓をひと突きにされて果てるモーツァルトは、自分の才能に殺されたのよね。死に至るほどの才能ってどんなものだろう。モーツァルトを題材にする作品を観る度に想像してみるけど、想像できない。

・シンヨンスクさんの黄金星がやっぱり一番

・コロレドの執務室がオズ

・ソンジュノさんイケてるぅ〜。貫禄あり。険しいコロレドの顔から、カーテンコールでは優しいお兄さん顔になっていてほっこり。

・というかカーテンコールで皆が出てきた瞬間に「これ現地で見たかったぁああぁぁああぁ韓国に行かせろ劇場に行かせろぉおぉおぉぉ」と自分でもどん引きするくらい号泣しましたww 泣きながら自分にどん引きしてさらに悲しい気持ちになりましたw

 

 

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🎼第2回:キム・ジュンスの回

・やんちゃ!

・シカネーダーの曲でジュンス氏、踊るもののおどけすぎて「終わったか?」と聞かれるw(ウンテ氏→カクカクした踊りをして「こいつダンスはできないんだな」と呆れられるw)

・ウンテ氏よりキス少なめ。ウンテ氏の女慣れしてる感は垂れ流れてるからな…。

・「影を逃れて」が三人の中で一番印象的だった。ジュンス氏も、才能あるのに思うようにいかない時期もあっただろうし、色々苦労しただろうけど、そういうのも今となっては演技の糧になってるんだろうなぁ。

・あとはシャウトさえマスターしたら完成する人。本当にいいミュージカル俳優として脂が乗ってきていると思います(何様

・チョンスミさん、こういうおしとやかな役の方が似合ってていいね!

 

 

🎼第3回:パク・ガンヒョンの回

・ガンヒョン氏が無礼ってありえるのかしら?と思ってたけどちゃんと無礼(ちゃんとって何だ

・ガンヒョン氏の歌うま度合いには毎度ながら感服。でもこの日はシャウト出し切れてなくて、調子悪かったのかしら。

・一番小さいアマデ、皇后の膝にジャンプするのもギリギリで可愛いw

ウェーバー家と出会うシーンで唯一、アロイジアだけでなくコンスタンチェの方を見た!好感度高し!!(ウンテもジュンスもコンスタンツェはガン無視)

・キムヨンジさん、ジュンスと組んだらハスキー声祭りで面白そう

・ミンヨンギさん、ジュンスの回より張り切ってる気がする

 

 

字幕のおかげか、演出が変わったからか、前に見た小池修一郎演出版よりもずーっとストレスなく楽しめました。特に場面転換と舞台芸術が前回より全然いい。ケバくない。生で見たかったなぁ、見たかったなぁ( ノД`)

 

 

以上!

 

 

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KAI Musical Gala Concert / カイ氏が誘う甘美なるミュージカルトリップ

 

 

★★★★★

 

・2020年7月23日(木・祝)19時

・naverTV live

・ボーカル:카이(KAI)

 ピアニスト:양종우(ヤン・ジョンウ)

 

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🖥セットリストはこちらです!歌い上げパーリーナイ!

 

0. ピアノメドレー(ザ・ラストキス)

1. 갈 수 없는 길 (ザ・ラストキス)

2. 내일로 가는 계단(ザ・ラストキス)

3. 내 앞에 펼쳐진 이 길 (エクスカリバー

4. 왕이 된다는 것 (エクスカリバー

5. 너의 꿈속에서(フランケンシュタイン

6. 난 괴물(フランケンシュタイン

7. Over the rainbow (ピアノソロ)(オズの魔法使い

8. 이룰 수 없는 꿈 (マン・オブ・ラマンチャ

9. 지금 이 순간 (ジキル&ハイド)

10. 그 어디에(ファントム)

11. 운명 (ベン・ハー

12. You Raise Me Up

 

 

以下、実況。

オンライン配信はメモりながら見られるのがいいですね!

 

2. 내일로 가는 계단(ザ・ラストキス)

カイ氏の朗々とした歌い方がこの曲にぴったりだわ〜。楽しそうでこちらも楽しくなる(*゚▽゚*)

 


3. 내 앞에 펼쳐진 이 길 (エクスカリバー、4. 왕이 된다는 것 (エクスカリバー
ワイルドホーンならではの声量を生で感じられなくて残念だ(´・ω・`)

どっちもこんな曲あったっけって最初なった。もっとメジャーな曲あったような…

そして力が篭るとラ行がよく巻き舌になるカイ氏w

 

 

5. 너의 꿈속에서(フランケンシュタイン

この曲もう来たか!早い!!そしてやはり泣ける!!!

 


6. 난 괴물(フランケンシュタイン

もうフランケン上演するってなったら絶対韓国行く!入国拒否されても行く!(落ち着け

そしてこの曲やっぱり辛いよなぁ…カイ氏も苦しそうや…

オジェッバム(昨晩優しく抱かれる夢を見た…みたいなところ)から、役に入りすぎててトークに戻るのが大変そう…苦しそう…

 


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 と思いきや、

 

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曲が終わるとコロッと切り替えてトーク始めるカイ氏。笑

 

 

8. 이룰 수 없는 꿈 (マン・オブ・ラマンチャ

こういう朗々とした曲が本当に合うなぁカイ氏は(2回目

 

 

9. 지금 이 순간 (ジキル&ハイド)

めっちゃ発音がはっきりしてて聞き取りやすくて、韓国語の勉強に使えそう!(そこ

 


10. 그 어디에(ファントム)

どわー!!やっぱり好きだこの曲!!

「チョンサーーーー!!!」のところが鳥肌立つくらい好きなんです、分かりますか、最後の方の「チョンサーーーーー!!!」

 

 

11. 운명 (ベン・ハー

ベンハーで終わるって重いなーーー!笑

コロナ禍という運命共同体ということでシメるつもりなのかしら…

 

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と思ってたら、

 


12.You Raise Me Up

さっきのベンハーで「最後の曲です」って言ってたのに、もう一曲歌ってくれた!そうかこれがアンコールか!

途中でピアノソロもあって、その際にピアニストの紹介してて丁寧。

明るい曲で締まって、よきでした。

 

 

 

🖥オンラインコンサートのありがたいところ

 

1時間という短い時間でしたが、トークが少ないためテンポよく12曲盛り込んであって、自宅からでも見やすかったです。コンサートでも基本的にトークいらない派なので、どんどん歌ってくれてよかった。

 
ミュージカルコンサートって今までであれば、「コンサートでミュージカル曲を単発で聞かされても、結局舞台が見たくなって欲求不満になるのよ!!」と思っていたため、避けることもあったのです。しかし、こういうご時世でミュージカルを見ること自体叶わなくなると、少しずつであっても色んな作品を味わせてくれて、束の間でも甘美なミュージカルトリップに連れていってくれる、コンサート形式に感謝です。

 

 

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しかし、これが無料っていいのですか!!このクォリティのものを無料で楽しんでしまうの、とても恐れ多い。

私はプロには対価を払うべきというスタンスなので、有料であってもクォリティが保証されているものなら全然払う。今回の適正価格ってどれくらいなんだろう、オンライン・ライブ・1時間・ソロ・ピアノ1台という諸々のことを考慮すると、2,000~2,500円くらいなら払うと思います。コストとか利益とかは分からないので、単純に自分の気持ちとして。こういう配信系の相場ってまだよく分からないので、全然見当違いかもしれないけど…。

 

 

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何はともあれ、渡韓できない我らハンミュ難民に、これからもどんどん機会をくだせえ!!!チェバル!!!

 

以上!

 

 

 

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쓰릴미/スリル・ミーの基本形はこうなのだと思う

 

 

★★★★☆ 

 

・2020年2月2日(日)18時

・Yes24 Stage Hall

・私:김우석(キム・ウソク)

 彼:구준모(ク・ジュンモ)

 

 

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この渡韓中にスリル・ミーは2回見ていたのですが、1回目の公演が衝撃的過ぎて、こちらはかなり平凡なスリミに見えてしまいました…。と言ってもそもそものストーリーが激ヤバであるスリミが「平凡」ということはありえないので、それだけキム・ヒョンジン私がぶっ飛んでいたということだと思います。

 

ということで大変申し訳ないのですが、特段印象に残ったことはなく…私も彼も穏やかな方だったと記憶しています。

 

当時のメモを見ると、

 

・放火の曲の時に、私が彼の前にしゃがんでいたが、私が目の前にある彼の股間を凝視していた。あれは大丈夫なのか?

・言動が穏やかな彼だが、一度だけ私をぶっ飛ばしていた。

 

しか書かれていませんでしたw

 

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二人の何が悪いというわけではなく、「初めて見るのがこの二人だと基本パターンが押さえられていいかもな」という、オーソドックスな演技だったと思います。スリミはともすると狂人カーニバルになりがちなので、「元の素材はこれです」というのがこの公演を見ると分かります。

 

以上!

 

 

 過去のスリミたちはこちら↓

 

 

  

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.

 

韓国ミュージカル俳優 推し9 (2020ver.)



2019年バージョンからマイ推しに少し変化があったので、この度更新してみました!!

 

見る俳優が増えれば増えるほど、推しも増える難しさよ…。今回落選してしまった俳優たちも素晴らしさには申し分なく、変わらず追っているのですが、まぁこれはほぼマイブーム俳優に近い扱いということで。

好みはうつろいゆくもの。

 

 

ということで、ジャジャーン!

 

 

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続投した方々は基本的には同じ二つ名を勝手に付けましたが、一部変えたものもあります。

 

2019年版より、さらに大劇場系俳優に偏ってしまいましたね。やはり歌うま重視なので、そこは押さえていただいて、後は演技やらビジュアルやら色気やらキャラなどの総合力+マイブームで集めました。

 

 

以下個別の講評です!

 

 

<シルクと剣ボイス> カン・ピルソク

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見た作品*「ゴーン・トゥモロー」「私とナターシャと白いロバ」「夢友コンサート」

講評* 優しい曲調の時はシルクのごとく柔らかく耳を撫でる声も、ひとたび声を張ればスパーン!と空(くう)を斬る剣のような声に。創作ミュージカルの申し子カン・ピルソク氏、ノミネートされました。

 



 

<フェロモン優等生> パク・ウンテ

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見た作品*「ファントム」「マディソン郡の橋」「ベン・ハー

講評* あのロン毛は、フェロモンを遠くまで飛ばすためのものなのか。だとしたら大成功である。色気でグッと惹きつけられた上に、あの力強い声と渾身の演技を目の当たりにすれば、乙女とそれに準ずる者はイチコロ。パク・ウンテ氏、ノミネートされました。

 

 

<白馬系貴公子> チョン・ドンソク

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見た作品*「ルドルフ」「フランケンシュタイン」「ジキル&ハイド」「ヘドウィグ」

講評* 容姿端麗、すらっと伸びる長い四肢、しっかりとした歌声…見るだけでパカッパカッと白馬でお迎えに来る音が聞こえてくるのは私だけでしょうか。それでいて闇のある役もこなすチョン・ドンソク氏、ノミネートされました。

 

 

<甘いマスク美筋> オ・ジョンヒョク

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見た作品*「あの日々」「ノートルダム・ド・パリ」「私とナターシャと白いロバ」

講評* 「あの日々」で目撃した、精緻を極めた美しい腕筋を私は忘れません。衣装のパツパツ具合からうかがえる肩筋や胸筋も垂涎もの。それでいて、甘いマスクに甘い声。こんな彼氏に守られたい、オ・ジョンヒョク氏ノミネートされました。

 

 

<唸らせ美白新星> パク・ガンヒョン

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見た作品*「ベア・ザ・ミュージカル」「エクスカリバー」「マリー・アントワネット」「笑う男上映会&コンサート」

講評* ベテラン顔負けの非凡な歌唱力で、あれよあれよと言う間にスターダムにのし上がった、彗星型巨大新星。繊細な顔立ちの美白男子ながら、男らしい役も力強い歌声で難なくこなすパク・ガンヒョン氏、ノミネートされました。

 

 

 <セクシー地獄> キム・ジュンヒョン

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見た作品*モーツァルト!」「ジャック・ザ・リッパー」「マタハリ(上映会)」「マタハリ&マリーアントワネットコンサート」「ザ・ラスト・キス」「エクスカリバー」「マリー・アントワネット

講評* ただの悪役も彼が演じれば、たちまちセクシーな悪役に大変身。自分がヒロインならなびく可能性120%。ストーリーを変えてでも一緒に堕ちていきたい俳優キム・ジュンヒョン氏、ノミネートされました。

 

 

<神が授けし美声> ホン・グァンホ

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見た作品*ノートルダム・ド・パリ」「シラノ」「ハムレット:アライブ」「ジキル&ハイド」

講評* その美声と声量で魂を震えさせ、洗練された演技力を持つ稀代のミュージカル俳優。人気すぎてチケットオープンとほぼ同時にチケットクローズさせてしまうホン・グァンホ氏、ノミネートされました。

 

 

<母性くすぐりマン> ハン・チサン

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見た作品*フランケンシュタイン」「キング・アーサー」

講評* 溢れ出るカリスマ性、大人の余裕を纏っていながら、お茶目でチャーミング。あの子犬のようなつぶらな瞳と八の字太眉を見て、抱きしめたくなったおなごは多いはず。よしよししたいし、されたいプレイボーイ、ハン・チサン氏、ノミネートされました。

 

 

 <君にソウルは狭い> チェ・ジェリム

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見た作品*「エアポート・ベイビー」「チェ・ジェリムコンサート」「Trace U」「See What I Wanna See」「キンキー・ブーツ」

講評* 何を歌っても聞かせるパワーと表現力の持ち主。歌の上手さも、声の大きさも、身長も世界規格。広い世界に飛び出してください。世界に知ってほしい俳優チェ・ジェリム氏、ノミネートされました。

 

 

 

ちなみにノミネートされていますが、大賞などはありません。みんな心の一等賞!

 

 

以上!

 

 

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아이다 / アイーダの有終の美を見届ける

 

 

★★★★★

 

・2020年2月2日(日)14時

・ブルースクエア

アイーダ:윤공주(ユン・コンジュ)

 ラダメス:김우형(キム・ウヒョン)

 アムネリス:아이비(アイビー)

 

 

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アイーダ、なぜ終わってしまうの(T_T) ライセンスの問題かしら。

この演目も本当に本当に完成度が高いものの一つだったし、ストーリーも曲もすごく好きだったから、終わっちゃうの悲しい。

 

 

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しかもよりによって情緒不安定の悲しい気分の時に見てしまったので、なんだかもうずっとうるうるしてた。ストーリーはもちろん悲しいんだけど、ユンコンジュさんの歌と演技が本当に圧巻で、素晴らしくて、気持ちが弱っていた私はその台風のようなパワーに気圧されてあっという間に涙腺決壊しました。

もうね、私ユンコンジュさんのアイーダしか見たことがないから他の人と比べられないし、他の女優さんたちも素晴らしいのは百も承知なのですが、アイーダは絶対ユンコンジュさんしか考えられず、今回も彼女で再観劇。

 

出てきた時から「気」が凄かったし、ハスキーボイスがアイーダのしたたかさを感じさせていた。でも他方でしなやかなその姿は風に吹かれる一輪の花のようでもあり、禁断の愛に陥ってしまったことも、祖国と愛する人との間で板挟みになってしまったことも、なぜ彼女にばかりこんなに大変なことが……人生ってつらいわん。と心が痛くなるのでした。情緒不安定だったので、絶対泣くはずないと思っていたヌビアの曲でさえ泣く私。さすがに泣きながら「お前ヌビアのなんやねんw」とセルフつっこみを入れてました^^;

 

 

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人生つらいと言えばきっとアムネリスもそれなりにつらいはずで、今回は彼女の曲 “I know the Truth ”で一番泣きました(T_T) 自分の許嫁と信頼している奴隷がデキてるって知ったら引きこもりたくなるわ普通…なのに淡々と進められる婚礼準備。

アイーダとラダメスにとってもつらい運命だろうけど、アムネリスにとってもまた「運命が悪戯してる」と思いたくなる展開だよなぁ。青天の霹靂とはまさにこのこと。

前回見た時とは人生がまた変わっていて、同じ作品でも感情移入の場面が結構変わっていました。同じ作品を複数回見ることの妙は、こんなところにもあると思います。

 

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ところで隣が女子2人組だったんだけど、私から遠くに座っている方が若干マナー悪く、残念だったーーー!幕が上がってからもしばらく友達に話しかけてるし、足元では電子機器のライトがずっと点滅してて、前を向いてても視界に入ってくる(足元なので、脚や荷物に隠れており、多分本人には見えてない)。

舞台上が明るい時はそんなに気にならないけど、少しでも暗いとかなり明るく点滅するそのライトに気が散って散って、「この先ずっとこんな気分で見るのは無理!!!安くないお金払って遠路はるばる見にきてるんだし!!!」と思い、意を決してすぐ隣の女子の方に「そのライト隠してもらえますか。THE LIGHT!!!!!」って極力小声英語で伝えました。

そしたら運よく伝わって、その迷惑な友達に言ってくれたんだけど、その子の隠し方がまた悪く、結局ライトの点滅は少し良くなった程度^^ ; 席自体はよかったのに、ちょっと貧乏くじ引いちゃったな~って気分でした。

迷惑客はピラミッドに閉じ込められてしまえ。

 

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そんなこんなで残念ながら、純粋に満足できる観劇体験ではなかったのですが、舞台自体はライセンスものとは言え、本当にレベッカなどに匹敵する完成度の高さだったと思います。俳優、セット、演出、芝居、どこを切ってもパーフェクト。

ところでラダメスの筋肉もライセンス対象でしょうか?だってみんなもれなく隆々じゃない?ジェリムラダメスも筋肉モリモリなの?キムウヒョンさんのトルソー、相当素敵だったんだけど?私もどうかあなたの奴隷にry

 

 

以上!

 

 

 

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여신님이보고계셔 / 女神様が見ている、を私はただ見ているだけだった

 

 

★★★★☆

 

・2020年2月1日(土)18時

・ユニプレックス

・ハン・ヨンボム:성두섭(ソン・ドゥソプ)

 リュ・スノ:정욱진(チョン・ウクジン)

 シン・ソック:강기둥(カン・キドン)

 イ・チャンソプ:차용학(チャ・ヨンハク)

 チョ・ドンヒョン:김대웅(キム・デウン)

 ビョン・ジュファ:진태화(ジン・テファ)

 女神:한보라(ハン・ボラ)

 

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よく聞く作品なので、一度見てみようと。

 

しかし予習不足で、よく分からなかったところ多数…。

 

南北兵士が無人島に流されていることとか、

 

故障した船をスノだけが直せるけど…みたいな基本設定は分かるのですが

 

細かい話の筋がよく分からない上、

 

男性が6人もいて皆同じような声なので、

 

誰が喋ってるか分からない\(^0^)/

 

セリフの主が分からないので、話の展開もさらに分からない\(^0^)/

 

堂々巡り of 分からない\(^0^)/

 

その上、北朝鮮の方言が全然分からない\(^0^)/

 

つまり会話の半分くらいが分からない\(^0^)/

 

チャンソプ役の人カッコよかったのに

 

何言ってるかよく分からない\(^0^)/

 

チャンソプの母は息子に何て言ってるの\(^0^)/

 

どうしてジョンヒョンだけ韓国人たちと残ったの\(^0^)/

 

スノはいつ、おかしくなったふりしてただけだよって明かしたの\(^0^)/

 

 

予習大事や…あらすじはだいぶ前に一度は読んでいたけど、それっきりだったからなぁ。自分の記憶力と韓国語の理解力を過信しておりました。

帰ってちゃんとあらすじ読み直しました(T_T)

 

 

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分かったところで言うと、

 

チョンウクジンかわゆす。

 

かわいくキメポーズ決めた後にめちゃめちゃ照れるチャンソプもかわいい。

 

チャンソプが投げた縄がソックの顔にモロに当たり、激しく痛そうであった。

 

我らがギョンスのヨンビンも見てみたかった(初のパパ役?)。

 

女神様が歌う「あ~ぁ~♪ あ~ぁ~♪ あ~ぁ~♪」がとても耳に残る。

 

女神様、多分女神役じゃない時の方が多い。

 

北朝鮮にも洋式の社交ダンスできる人がいるらしい(いるのか?)。

 

将軍様が生きてるソング、絶対北の将軍様を念頭に置いていてウケる。

 

 

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こういう南北モノって多いけど、未だ南北が分裂しているからこそ、その断絶を超えた友情や愛情の話が生まれ、私たちコンテンツ消費者はそれに心打たれているんだよなぁ。と、この作品に限らず、少し皮肉を感じてしまう、捻くれた私なのでした。南北モノ、好きだけど。

 

 

以上!

 

  

 

 

 

레베카 / レベッカは劇場で見る映画かな

 

 

★★★★★

 

・2020年2月1日(土)14時

・ブルースクエア

・私:박지연(パク・ジヨン)

 マキシム:엄기준(オム・キジュン)

 ダンヴァース夫人:장은아(チャン・ウナ)

 

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オクダンヴァースが本命でしたが、チケットが取れなかったので次に見たかったウナダンで観てきました。ウナさん、やっぱりとても良かったです。背高いし、スタイルいいし、顔立ちがエキゾチックなところがダンヴァース夫人のミステリアスさを引き立てていました。レベッカの髪を梳かしているところ、レベッカの髪は大きめのウェーブでした。

レベッカーーーーーーーーーー!」はもちろん、ダンヴァースが歌うたびに声量が凄すぎて、全身ゾワゾワと鳥肌立ちまくり!ダンヴァースが歌うたびに「ゴゴゴゴゴ」と地鳴り?海鳴り?が聞こえてくる気がするのは私だけ?

やっぱり声の圧で圧倒されるところが、大劇場の醍醐味ですね。

 

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オム様も相変わらずの美オジ。オムマキシムはアラフォーの落ち着きと包容力がありつつ、つやつやとした若さもありつつ、でも怒ると結構怖い。あとスタイルよい。横から見た時の脚のラインが好き。プロポーズシーンが可愛かった。

 

マ「ニューヨークとマンダレー、どっちがいい?」

私「????」

マ「求婚してるんだよ!」

私「今、なんて?」

マ「(我に返り突然小声)きゅ、きゅうこんごにょごにょ…」

跪くかに見えてスクワット

横向いて照れる

脚をふりふりしながら(あぁ、年が…)と呟く

照れながら私の方に向く

意を決して跪き、「結婚してください」とはっきりプロポーズ

 

なんだこのキュンとさせてくるおじさんは!私もモンテカルロに行こうかな!

 

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私役のパクジヨンさんは初めてでしたが、この役を任されるだけあって歌も演技もよかったです! “Mrs. de Winter, bin Ich! ”ではちゃんと声も強いキャラになっていて、説得力があった。

 

カーテンコールで3人、特にウナさんとオム様がわちゃわちゃしてるのが微笑ましかったです。

 

 

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今回の観劇で、ベアトリスの良さに気がつきました。マキシムと私をしっかりと見守るお母さんのような存在。これまであまり気に留めていなかったキャラクターだけど、曲もどれもいい。“Die Stärke Einer Frau”、好きでした。

 

ファヴェルは最後まで嫌な奴だったな!でもああいう役をチェミンチョルさんにやらせるとピカイチなんだよなぁ!

 

 

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韓国レベッカは2回目ですが、やっぱり舞台セットと演出もめちゃくちゃ完成度が高い舞台の一つだなと今回も思いました。完成度高すぎて、もしかして今映画見てるのかな?となります。

最近ミュージカルの映画化流行ってるし、レベッカもやってみてはいかが?

 

以上!

 

 

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