浮かれポンチ、ハンミュを観る

主に観たハンミュ(韓国ミュージカル)のレビュー置き場。

Hedwig and the Angry Inchでハジける花金を!

 

 

★★★★☆

・2017年10月13日(金)

・シアターオーブ

・ヘドウィグ:ジョン・キャメロン・ミッチェル

 イツァーク:中村中

 

 

🚻元祖御ヘドウィグ

 

ジョン・キャメロン・ミッチェル様ご本人による御ヘド。なぜ、今、日本に!?と不思議ですが、何はともあれご尊顔を拝しにいってまいりました。

 

でもヘドウィグって歌以外、ほとんどがヘドウィグの自分語り。アドリブもたくさんあるだろうし、字幕とかどうするんだろ?って思ってたら、今回ちょっと普段とは違うスタイルだった。

如何せんジョンへドは日本語できないので、自分語りの部分は全部中村中がやってたよ!しかもヘドウィグの格好して!という一人二役?二人一役?スタイル。

ジョンヘドはたまにイツァークに向かって「ウルサイヨ!」とか言うだけ。笑

ジョンへドの語りも聞きたかったけど、まぁ致し方ないでしょう。字幕出すよりはスマートな解決法に思いました。特にこの日は初日で全体的に細かいツメが甘い印象だったので、へたに字幕使うよりよかったかも。

 

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だってジョンでさえ、最後のMidnight Radioで奥から進み出てくる時に、マイク持ち忘れて奥に取りに戻ってたw 演奏はもちろん仕切り直し。歌詞の字幕もぐっちゃぐちゃな曲があって。やはり初日はこういうことが起きるよなー。

観客の盛り上がりも土日の方がすごかったみたいだし、土日に行きたかった!ま、チケット倍率高すぎて無理だったから仕方ないんだけどね。

 

3日間限定ってこともあって舞台セットも正直ショボかったというか、全然可愛くなかった!あの風船人形は何だったんだ。微妙にライトも合ってなかったし。

と、そんなこんななので舞台自体の完成度はまあまあだった。ミッチェル氏の御ヘドウィグだからこそ、全体の満足感は高いけど…という感じ。相方の中村中さんも声出てたし、両性具有感がこの舞台には持ってこいでした。

 

 

🚻ヘドウィグはひとつの「ジャンル」

 

ヘドウィグって一応「ミュージカル」に分類されているけど、「ミュージカル」の一言では片付けられない位置づけにあると思うのです。

 

それは客層を見ても明らかで、普段のミュージカルにいる人とは毛色が全然違ったし、バリエーションも豊富でした。若い人、中年の人、業界っぽい人、派手な人…。男性も多かった。中には、ヘドウィグやイツァークのコスプレをしてる人もいました!

 

私の周りでも「ミュージカルには興味ないけどへドは好き!」って人がちらほらいて、不思議に思ってきっかけを聞いてみたら、映画に出会ってハマったパターンが多かったかしら。思えば私もヘドウィグとの出会いは、ミュージカル方面ではなく、一時期映画をよく見てた時に手に取った作品だったから、なのでした。

 

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内容も「LGBTもの」を超えた、普遍的で哲学的なテーマだしね。

The Origin of Loveは、男も女も、男性性も女性性も、性的嗜好も、みんな後から勝手にラベリングしただけのものじゃんという自分の感覚に合っていて、映画で見た時に大いに共感&感銘を受けた曲。

もちろんジェンダーだけではなく、子どもから大人への成長やその過程での心地悪さとか、謝罪とか許しとか、誰もが多かれ少なかれ内面に抱いているイシューに触れる作品だと思うの。どれも触れられて気持ちのいい問題ではないけど、自分自身で折り合いをつけないといけないもの。折り合いをつけられた人も、今つけようとしている人も、「自分だけじゃないんだ」とヘドウィグやイツァークを見て思えるのではないでしょうか。

 

だからヘドウィグはただの「ミュージカル」でも「映画」でも「ロック」でも「LGBT作品」でもなく、「ヘドウィグ」。

この作品と出会えた人は幸福だと思うけど、人に勧めても「オカマミュージカル」で片付けられて見てもらえないこともある。

もったいないだなーこれが。

 

以上!

 

 

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엄유민법 / オムユミンボムコンサート 素敵おじさんたちの戯れ

 

 

★★★★☆

 

・2017年10月1日(日)13時

東京オペラシティコンサートホール

・オム・キジュン、ユ・ジュンサン、ミン・ヨンギ、キム・ボムレ

 

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セットリストはこんな感じだったはず。

 

1.Ouverture (フランケンシュタイン、夢破れて、星から降る金、美女と野獣等のメドレー)

2.The Impossible Dream (Man of La Mancha)

3.On My Own + Do You Hear the People Sing (Les Miserables)

4.足を踏み出すことができなければ(ウェルテル)

5.あの日々(あの日々)

6.マラヌンデロ(ポップソング)

7.Dancing Queen + Mamma Mia(Mamma Mia!)

8.約束(三銃士)

9.Man to Man (Matahari)

10.TT (Twice)

11.あなたに(安全地帯)

12.Summer Nights + Greased Lightin’ (Grease)

13.その中であなたに出会って/그 중에 그대를 만나(イ・ソンヒ)

14.You Are the Best

15.Can’t Help Falling in Love

16.All for One(三銃士)

17.あと中盤どこかでヨンギさんのマネージャーなる青年チ・ウジン氏が一曲歌ってた

 

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一度は行ってみたかった、オムユミンボムコンサート。来日してくれるとは!

東京オペラシティという立派なハコに、序曲までついて、まるで一大作品のよう。そしてこんなに日本にファンがいることにびっくり!さすがハンミュ界トップおじさんたち。

入れかわり立ちかわり、ソロしたりデュエットしたり、全員で歌ったりと、「次は何だろう✧ฺ+(0゚・∀・) +」とわくてかする2時間(くらい?適当)でした。

 

 

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♣曲別感想

 

あの日々

うぉー!これが来るとは思わなかった!そういえば見たな「あの日々」!しかも奇しくもヨンギさんの回だった!そういえば日本に来るみたいな噂一瞬立って消えたよなーあれまた見たいーオジョンヒョクー♡(そこかい

 

Man to Man オム、ミン

最初はふざけながら入ったこの曲も、曲が進んでいくにつれてそれぞれアルマン、ラドゥの役に入り込んでいって、最終的には稲妻ビリビリ状態に!7月に見た「マタハリ」はちょうどこの二人が共演した回だったので、嬉しい偶然。

 

TT(ダンス)

モト曲知らなかったけど、どうせなら歌も歌ってほしかった!

 

 

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♣その他

 

おじさんたち、日本式に「おむさぬ」「ぼむれさぬ」って呼び合ってるのが可笑しかわいかったw ユ・ジュンサンは「ゆじゅんさんさんw」って面白がられてたし。笑

 

全員ジャックザリッパー経験者だから、ジャック歌ってくれたらよかったなー!

 

平均年齢46歳とは、思ったより高くてびっくり!みんな40過ぎくらいかと思ってた。一番年長のジュンサン氏は、もう50手前なのね。でも一度誰かがピロッてジュンサン氏のシャツをめくった時にチラ見えした腹筋は、しっかり割れていたぞ!!私は見逃さなかった!!さすがベンハー!!

でもオムユミンボムのおじさんたち、基本的には筋トレとか好きじゃなさそう。笑 ま、みんなそれでいていい味出してるからいいんだけどね。

あと四人一緒だとちょっと個性が強すぎて、1~2人ずつくらいで作品に出てるのを見る方が好きだなと今回思いました。笑

 

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しかしこのおっさんたち。仲良いのはいいんだけど、MCとかダンスはすごいグダグダだった。笑 こういうコンサートは大体昼の部と夜の部があって、昼の部を見るのは初めてだったんだけど、やっぱり夜の部の方が出演者も場慣れしてて、生煮え感がなくていいのかなー。そうかと思えば「昼の部の方が好きな曲多かったぁーー!!」みたいなことが起きたりするんだけどね。難しい。

何はともあれ、いつまでも頑張ってほしい、愛すべきおっさんたちなのでした。

 

おっさんおっさん言いすぎたかな?笑

 

以上!

 

 

록키호러쇼 / ロッキー・ホラーショーで異世界パーリーにワープしよう!

 

 

★★★★★

 

・2017年7月30日(日)19時

・弘益大大学路アートセンター大劇場

・フランクリン・ファーター博士:송용진(ソン・ヨンジン)

 ジャネット:최수진(チェ・スジン

 ブラッド:박영수(パク・ヨンス)

 マジェンタ:서문탁(ソ・ムンタク)

 リフラフ:김찬호(キム・チャンホ)

 コロンビア:전예지(チョン・エジ)

 スコット博士/エディー:지혜근(チ・ヘグン)

 ナレーター:조남희(チョ・ナムヒ)

 

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熱狂に包まれたヘドウィグと同じ会場で、弘大テハンロ劇場=ドラァグの殿堂みたいな認識になってます。

 

映画が有名なカルト作品だけど、今回の舞台もエロくてグロくてクレイジーでマジキチで、でもおかしいかわいいカラフル楽しいで最高だったーーー!

 

 

🔨キャラが多いのにキャラ立ちまくり

 

フランケン・ファーター博士役のソン・ヨンジン氏、さすがヘドウィグ歴が長いだけあって、ハイヒールでの身のこなしが板に付きまくっている。レオタードを纏ったボディはムキムキ、お尻もぷりぷり。尻はもはや半分くらい見えてる。そのお尻をくねくねと振ると歓声が起こるから、もはや場内テンションが異様。自分の満足する大きさの歓声が得られるまでぴたっと止まってショーをストップさせたりと、やりたい放題なのであります。

 

ソ・ムンタク姐さん、ヘドウィグでイツァークをしてた頃からいつか見てみたいなと思っていたところ、今回運よくコロンビア役で出会えました!ラジオ番組でTime Warp歌ってる映像を見ても、声がゴムバンドみたいに強くて期待大だったけど、実際にも期待を裏切らない「圧!」でした。Time Warpの時は彼女の声だけがはっきりと識別できる。

 

ブラッドはパク・ヨンス。ゴーントゥモローで高宗やってたのしか見たことないので、180度違う役立ったけど、これもこれでぴったり。ひょろひょろ~っとした、頼り甲斐があるのかないのか分からない(多分ない)彼氏。しかもどういう訳かめちゃくちゃ体柔らかく、脚がびよ~んとあがってました。網タイツとヒールの時。

 

『サリエル』のジェラス以来のキム・チャノ氏。顔かっこよくて、歌もうまい彼がどうしていつも脇役なのかがすごい謎。

腹筋すご!と思ったけどよく見たら腹筋ワレワレに見えるウェアだった…。そこ韓国の俳優なら頑張ってほしかった(何を求めてる

 

まぁ本作、筋肉といえばロッキーなのですが、こちらはちゃんとモノホンでした。胸筋、腹筋はもちろんのこと、わき腹や背筋のこまっかい筋肉まで一つひとつ見えてて、体脂肪率もすごい低いんだろうなと思った。最近私は体脂肪率を下げつつ筋トレをするダイエットに励んでいますが(誰得情報)、普通の体でも誘惑に勝つのが大変なのに、あそこまで脂肪落とすのはきっとすーーっごく苦しくて大変だと思う!ナイーブそうなかわいい顔してるけど、あの中では一番役作りで大変な思いしてそう。と、筋肉方面でのすばらしさは認めるものの、ロッキー役の彼、歌がいまいちすぎた…。韓国の俳優なら、筋肉があって歌うまい人いくらでもいるだろ…。むしろあそこまで細かい筋肉見えなくていいから、もう少し歌える人にしてほしかった。本作に対する唯一のリクエスト。

 

そして最後になりましたが、ジャネット役のイ・スジンちゃんが今回一番のサプライズ!彼女を見るの、実は3回目。初回はニュージーズのキャサリン、2回目は来日版インザハイツ、そして今回。でも最初の2回はどうも印象に残らなかったというか、可もなく不可もなくというか。「量産型女子」な感じだったんだけど、今回は彼女が一番はっちゃけてました。こないだまで無難な「量産型女子」だったのに、そこまで恥ずかしいことしちゃうんだ!みたいな。そこはさすが女優、見直しました。

 

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🔨映画もよいし、舞台演出もよし

 

コンパクトなのに盛りだくさんで、カラフルで、アニメーションみたいな演出でした。相は見えないけど、やってる方はかなり忙しいと思う。笑

 

アンサンブルモンスターの使い方もうまい。このモンスターたち、開演前にはローラースケートを履いてロビーを走り回り、観客に絡みまくります。写真撮影にもノリノリで応じてくれて、開演前から楽しい雰囲気を味わわせてくれます。

 

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モンスターたちが ある時は結婚式の参列者、ある時はブラッドの自動車(ご丁寧に二人に後ろから手を回してシートベルトまで再現)、ある時は雨雲(?)になって客席にシャワーで水を撒き散らし…

 

このシャワー、ミスト状ではあるものの、割としっかり濡れる。私は通路から4席目くらいだったけど、体の片側しっとりしました。本当に通路に面した席に座っていると、モンスターたちに狙い打ちされて、集中的にびしょびしょにされてる人も。配られる新聞では頭くらいしか守れないので、一張羅と水に溶ける服は着ていかない方が無難だよ!

 

雨降りだけでなく、本作は言わずと知れた(?)観客巻き込み型作品。

上演前には舞台上のスクリーンに、「参加のいろは」が可愛らしいイラストで、一つひとつ映し出されます。このやり方、映画館みたいで面白かった。

 

前述のシャワーを防ぐための新聞紙はほしい人全員に配られますが、その他にも博士に合わせて観客もゴム手袋をバチンと鳴らすシーンがあったり、ブラッドに向けてブレッドを投げつけるシーンがあったり。Time Warp Danceは観客が全員立たされて一緒に踊るので、その振り付けも開演前にモンスターたちが観客に仕込みます。

こういう参加ポイントがどのタイミングで出てくるのかを把握しているロキホラ玄人たちは、そのシーンが近づくとそわそわしておりました。そわそわとゴム手袋を出したり。席を立つ準備をしたり。

 

 

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個人的には、先に映画を見ておいてよかったなと思いました!展開がまったくイミフな話なので、いきなり舞台見ても「!?」てなりそう。

といってもどちらにしろイミフな話なので、映画も「!?」となります。が、やはり見ておいたほうが、話の筋に「!?」とならずに細部まで楽しめそう。

 

例えば、冒頭の結婚式のシーンにリフラフとコロンビアが入り込んでいるのは、映画で予習してないと見極められなかったでしょう!

 

終盤のプールとかは舞台上ではさすがに再現が難しくて、縦に垂らした幕に青いライトを当てて水っぽく見せてるんだけど、一緒に見た人に聞いたらプールとは思ってなかったみたい。

 

最初と最後のScience Fictionが映画館の見回りっぽく演出されていたのは、「この話は映画だよ~」ってのを意識させてのことなのかしら。劇中劇っぽくて面白い。

だから一幕ものだと思っていたら、I Can Make You A Man (Rep.)で博士とロッキーが結婚したところで、ぶちっと切れました笑

そして二幕の冒頭で、「前回までのあらすじ」的に早送りで一幕ラストの10秒くらいのところを再現してましたw これも初めて見た演出で、おもろーです。

 

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 (グッズも激カワイイ!)

 

 

今回のロキホラは他にもマイケル先生とか、ペク・ヒョンフン(濃い顔が好き)とか、コ・ウンソン(塩顔も好き)とか、コ・フンジョンとか、見たい俳優がたくさんいて、何回か見たかったな!これいつも言ってるけど!

ま、この大半は前日にMusic of the Nightで見れてたから、そういう意味ではいいタイミングでした。ファントム・シンガーに出てたミュージカル俳優のほとんどが集まる作品だったのだなぁ。

 

 

以上!

 

 

마타하리 / マタハリをまた見たり。

 

 

★★★★★

 

・2017年7月30日(日)15時

・世宗文化会館

マタハリ:차지연(チャ・ジヨン)

 アルマン:엄기준(オム・キジュン)

 ラドゥ:민영기(ミン・ヨンギ)

 

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チャジヨン姐さまのマタハリが見たくて、この日に決め打ち。アルマンは昨年の初演版に引き続きオムさま。ラドゥは「あの日々」以来のヨンギさん。

まだ見ぬジュンヒョンラドゥも捨てがたかったが、この3人なら演技も歌も安定感に文句なし。ジュンヒョンさま、日本版マタハリにゲスト出演したりしないかしら…笑

 

 

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💞マタハリライフはショーからドラマへ

 

さて、初演からガラッと変わったマタハリ再演版。全体としては、初演は細かい辻褄よりも華麗なダンスや派手な舞台転換・舞台装置によって全体が「ショー」っぽく作られていた(実際にマタハリの人生も「ショー」として消費される物語の構造だった)のに対して、再演版は「ドラマ」感が強まった印象。

 

新しく加わった曲もあれば、違う歌詞をつけられて違う場面で歌われる曲もあれば、同じ場面と曲だけど歌詞が変わった曲もあれば、そもそもなくなった曲もあり。それに伴って好きだったけど消されちゃった場面もあり。

突然タンゴを踊りだす”Be A Spy”や、二幕のマタハリがドイツの将軍をお色気でたぶらかして情報を盗み出すシーンとか好きだったのに、それらはなくなってしまい残念(´・ω・`) この情報入手シーンは、出席したパーティに仲間のスパイまで潜入していて、コンビを組んで実行するっていう、やたらと凝ったミッションになってた(確か

あとはマタハリ武装してて、ホテルに侵入してきた敵方(?)に銃を突きつけたり、前評判通り「踊り子」より「スパイ」という部分が強調された作りに変わってました。

 

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一番話が変わったのは、アルマンが死ぬところかなぁ。前は「本当にアルマン死んだの?」からの、突然の王子ルックスで幻アルマン登場!だったけど、今度は退院からの、実物が法廷に乱入!からのマタハリの目の前で絶命。若干現実味が出てきました。

ま、これも冷静に考えると、ドイツが敵国のパイロットをそんな簡単に解放するか?とか、パジャマ&スリッパで退院するか?とか、裁判所のセキュリティどうなってるの?とか色々つっこみたくなるけど、それはご愛嬌。

初演パターンだとアルマンは本当に死んだのか、マタハリは最後まで騙されてるだけなんじゃないのか、色々モヤッとしちゃって入り込めなかったのに対して、今回は本当に死んだということが分かってよかったです。それでこそ真に悲しめる(謎のこだわり

あと法廷でアルマンとラドゥが再会することで、”Man to Man”のリプライズも聞けて、それもとても良いです。

 

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でもストーリー的に一番よいパターンをご提案すると、やっぱりアルマンはマタハリの腕の中で死ぬのではなくて、再会できずに、しかしマタハリのことを想いながら、本当に死ぬ、っていうのが一番切なくていいと思う!マタハリが泣いて帰った直後に容態悪化して死ぬとか(雑

しかしどうしてアルマンは、作戦でマタハリに接近したことバラすのかが相変わらず謎。告白しても嫌われないが自信あったのだろうか。

 

 

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そして私はアルマンにもうひとこと言いたい!

アルマン!なぜマタハリへの別れの挨拶を手紙で済ませようとした!そしてなぜお別れデュエットも歌わずにそのまま飛び立っていった!

そんなの今で言うフェードアウトじゃないか!メールやLINEで簡単に済ませて!いきなり音信普通になる男!私はあのお別れデュエットが聞きたかった!

 

 

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💞中身がさらにてんこ盛りんこ

 

前評判として「セットが簡素化しました」みたいなのもあったけど、いやいや、十分壮大なセットでしたよ。マタハリのアパートが一棟丸々建ってたがなw あと場面転換もぐっと増えてたと思うんだけどどうかね。めくるめきすぎて、見ててたまに「ここどこだっけ」になる。

 

マタハリの衣装も増えたよね。一度はける度にまた違う衣装着て出てきて、ファッションショーみたいだったw

白い幅広のパンツとバンダナっていうヒッピー風の部屋着は、ジヨンさんにとても似合ってたと思う。他方で深紅を基調とした衣装は、どれも私好みでおしゃれだったけど、種類が多すぎて途中からちょっと見分けがつかなかったわ。笑

初演版1幕最後の淡い紫のドレスも、好きだったんだけどなー。処刑シーンの赤い総レースも素敵だった。でも今回は基本ずっと赤系だったから、最後の黒い衣装が際立って、とても重厚に感じた。初演の処刑シーンほど物語はないけど、シンプルでかっこいい最期でした。

 

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と、どうしても初演のバージョンと色々と比べがちになってしまいますが、どっちにもいいところはたくさんあって、全部入れ込めないのがもったいない!という気持ちからなんだと思いまふ。

初演版、再演版、どちらも中身がもりもりフルコース、肉も魚も三大珍味も全部入れました!何とか風味の何とか仕立ての何とかを添えて!なテイストなので、一回じゃ全てを見聞きするには物足りなかったなぁ。

 

 

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💞その他雑感

 

・本作はやはりラドゥの曲が一番好き。どれも好き。”Because of You”の出だし激おこ雷ビームがなくなっちゃったのは残念だったけど、やはり良い曲。フランスのためだ!みたいな曲はほぼノーチェンジで嬉しい。

 

・ドイツ側の将軍が小柄・坊主・丸眼鏡・ちょび髭っていう出で立ちで、ドイツ人というよりは旧日本軍の軍人。w

 

全然まとまりがないが、

 

以上!

 

 

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カン・ピルソク×チョン・サンユン夢友コンサートのシームレスな選曲に満腹

 

 

★★★★★

 

・2017年9月22日(金)18:30

・スクエア荏原ひらつかホール

・カン・ピルソク、チョン・サンユン

 

☆セットリストはこちら!☆ S=チョン・サンユン P=カン・ピルソク

1. Man of La Mancha (Man of La Mancha) P,S

2. Everybody Wants Richard (Thrill Me)  S

3. Way Too Far (同上) P

4. Life Plus 99 years (同上) P,S

5. Butterfly (Story of My Life) P

6. Sweet Victory Divine (Napoleon) S

7. あの海に私を (Gone Tomorrow) P

8. The Pit and the Pendulum (Edgar Allan Poe) S

9. 足を踏み出すことができなければ(ウェルテル)P

10. The Origin of Love (Hedwig and the Angry Inch) S

11. Desperado (Eagles) P

12. 偉大なる生命創造の歴史が始まる(フランケンシュタインS

13. 君がいるだけで(米米CLUB) P,S

14. One Song Glory (Rent) P,S

15. Heaven in Their Minds (Jesus Christ Superstar) P,S

 

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晴れて夢友デビューを果たしました!

 

サンユンさんも好きだけど、今回の決め手は何と言ってもカン!!ピルソク!!さま!!

ようこそ日本へ、妖精さま!!!!本来ならこちらからおうかがいすべきところ、わざわざご足労くださり大変恐縮でございます。そしてお歌をお聞かせくださるなんて。有難き幸せにござりまする。

 

私だけでは到底ないと思いますが、何と言ってもピルソク先生の歌声大好き。私は勝手に「シルクとつるぎボイス」と呼んでいますが、耳を撫でるような柔らかな<シルクボイス>と、耳が切り落とされそうな切れ味抜群の<つるぎボイス>を自由自在に繰り出すんですもの。それが妙にあのノーブルなお顔立ちに似合っている。

そして今回ももちろん、ノーブルなご尊顔の妖精様に耳を撫でられては切り落とされる、の反復プレイでした。はう。

 

Man of La Mancha

いきなりのつるぎボイスにてピルソク様ご登場!最近「マン・オブ・ラマンチャ」、よく聞くなぁ。

仏頂面(失礼)のサンユンさんが腰をふりふり「ぼーくーはサンチョ♪」って歌ってるのもかわいかったw

 

Everybody Wants Richard , Way Too Far, Life Plus 99 years

スリル・ミーを3曲も!あれですか、またスリミ沼に引きずり込むつもりですか。

ピルネイサン、やんごとないお顔+シルクボイス効果で、何か大変な賢者が悟りの言葉をのたもうておられるように聞こえるんだけど、実際言ってること激ヤバっていう、今までに感じたことがないタイプのマジキチさを感じました。こういう輩が一番恐ろしいのだよ!(誰

サンユンさんは譲り受けたスリミの衣装をわざわざ着てきてくれて、歌も私と彼の両方をやって。どうせなら”I’m Trying to Think”とかで「一人スリミ」をやってほしかったわん。

 

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あの海に私を

チョバダエナルーーーーゥ(´;ω;`)

歌ってくれるのぉおぉぉーーーーーーー(´;ω;`)

今年予定されてた「ゴーン・トゥモロー」再演はなくなるし、制作会社の社長さんが自殺しちゃったりするから、権利とかの関係で「ゴーン」関係の曲はもうお蔵入りかと思ってたよーーーー(´;ω;`) やっぱりまた見たいよ再演してぇえぇぇーーーーーー(´;ω;`)

私の前の人も、横の人も「次の曲はチョバダエナルです」ってなった途端に「ハッ!!」って息を飲んで口抑えてたから、やっぱり皆同じ思いなのかなと思ったよーーーー(´;ω;`)

ところでこの曲で連呼してる「ネッピョワサル」の「ピョ」って何?血のこと?

 

The Pit and the Pendulum

「サンユンさん、ロックもできるんだ!」と嬉しい発見をした「エドガー・アラン・ポー」。再演にもキャスティングされること、この時にはもう決まってたんだね!おめ!

サンユンさんって「サリエル」の低い声のイメージで入ったから、思いの外音域が広いことにいつもびっくりしてしまう。

 

足を踏み出すことができなければ(ウェルテル)

Desperado (Eagles)

この辺は完全に私の不勉強&教養不足で、せっかくのピル様ターンなのにちょっと眠くなってしまった…復習します!

 

The Origin of Love

意外な選曲、聞いて納得。やはりサンユンさんはロックだぜべイベ☆(誰 

本人もアピールしていたとおり脚も意外と細いし、ヘドウィグできると思う。笑

 

君がいるだけで

たとえば♪

きみがいるだ♪

けでこころが♪

ちゅ

 

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Heaven in Their Minds(アンコール)

 思ってもいない方向性の曲来たーーー!!(*゚▽゚*)

でもこの曲やっぱり大好きと再確認。ミュージカルで一番好きな曲かも知れぬ。

まずはサンユン氏からスタート。彼はヘドやグリスウォルドを見て、ロックな感じは得意そうだなと思ってたら、実際その通り!

しかし想像できないのは、妖精様のロックなユダ。どうなってしまうんだっ!?わくてか(*゚▽゚*)

んで歌い出したら、なんかすごい溜めためで歌ってる…!これはねっとりタイプ(?)のユダかっ…?と思いきや、いきなりのつるぎボイス!!すごい声量で、戒めの言葉を厳かに、しかしどしどしと浴びせてくる!これはイエスとしてはめっちゃ言うこと聞かなきゃいけない感じ!それでいてノーブルな身のこなし。荘厳な態度。そう、それはイエスを諌める弟子ユダではなく、まさに

 

 父なる神

 

許しの神の姿はどこにもなく、天上から圧倒的パワーで激おこビームを浴びせる父なる神。

下からは下からでどんどん突き上げてくるサンユンユダ。

この間に立つイエスには絶対になりたくない。w

 

 

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そんなこんなで最後まで大充実のピルサンコンサート。二人とも出演作品がたーくさんあるだけあって、歌われた曲の幅が広すぎだろ!デパ地下でつまみ食いしてたらお腹いっぱい、みたいなことになりました。

 

ナポレオンも西便制も見られなそうだから、次回作に期待だーーっ。少なくともナナヒンは見たい。でもオジョンヒョクのナナヒンも見たい。究極の選択。また後で考えよう。

 

 

以上!

 

 

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Music of the Night は夜通し聞きたいコンサート!

 

 

 

★★★★★

 

・2017年7月29日(土)19時

・ロッテコンサートホール

・出演者:画像参照

 

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ファントム・シンガーの出演者(ファイナリスト?)がミュージカルナンバーを歌う本コンサート。韓国の屈指の歌うま勢がミュージカルを怒涛のように歌うなんて…なんといふ胸アツ企画。じゅる。ファントムシンガーだけでも十分に素晴らしい企画なのに、こんなコンサートまでしてくれるとは!

そして結果的にも期待を上回る素晴らしさで、本当に行けてよかったです。ファントムシンガー万歳。

 

 

セットリストはこちら:

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🎤Bui-Doi

-全員

わーい!

ミスサイゴンの曲やるって聞いた時から、ブイドイはやるだろうなと確信していた!(どや

整列してアカペラで導入部を歌った後、満を持してマイケル・リー先生がゆっくりと登場。ボス感w

今回思ったがファントムシンガーのマイケル・リーって、少女マンガに出てくるお嬢様学校(秘密の花園系)の年齢不詳だけどカリスマな教師っぽい。

 

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※図はイメージです。

 

 

🎤The Phantom of the Opera

-全員(マイケル・リー除く)

マイケル先生だけはけ、オペラ座

これが「いきなりクライマックスか?!」というくらい、すごい迫力だった。

歌詞の部分は基本的に少しずつかわりばんこだけど、終盤の ”He’s there, the Phantom of the Opera~~, He’s there, the Phantom of the Opera~~~~” をハモりながら13人の黒いファントムたちが舞台上をうろうろし、「あーーあーあーああーああーあーーー」(分かるよね)では皆さん本領発揮!!声が出るわ出るわ、13人が腕の見せ所と言わんばかりに代わるがわる「あーーあーあー(略)」を繰り出すから、あたり一面、声の海。オーシャンオブボイス。腹のそこからぞわぞわぞわーっと来ました。

皆さん単独でも十分すごいのに、束になってかかってくるもんだから、あまりの声量と歌唱力に声出して笑ってしまったw

 

🎤Last Night in the World

-2人

これすごいラブラブなデュエットだけど、男同士でやるんだろうか…と思っていたら

やっぱり男同士だった(^0^)

でも何のなんの、これが意外とアリ。向かい合ってこれ歌うのはなんかやばい空気漂うけど、この時二人はそれぞれ前向いて歌ってたから、それぞれが架空の恋人に向かって歌ってる感じが出ててセーフ。

でもやっぱり”I’ll go with you!”で、キムパート歌ってた方が一瞬だけクリスの方向いちゃって、一瞬だけ変な空気漂った。笑

 

🎤Heaven of Their Minds

-4人(イ・ドンシン、ペク・ヒョンフン、クァク・ドンヒョンいた)

わーいやっぱりこの曲大好き!ペク・ヒョンフン(顔が好き)出てきて嬉しかったけど、それ以上にクァク・ドンヒョンのロックな声が、曲にすごい合ってた。どんな人かよく知らないけど、ちょっと今後注目。

 

🎤All I Ask of You

🎤I Dreamed a Dream

🎤Memory

-この辺4~5人ずつ出てきて歌う(雑

 

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🎤Defying Gravity

-2人(イ・ドンシンいた)

これも男性ボーカルだとどうなるんだろう…と思ってたら、よかったんだけど、イ・ドンシン氏の声が低すぎて”Defying Gravity”というよりはただの”Gravity”だった。w

 

🎤Why God Why

-マイケル・リー

この頃ミスサイゴンにハマっていたので嬉しい。ミスサイゴンまた韓国でやらないかな。

 

🎤Special Number: Bring Him Home

-マイケル・リー、イム・グァンヒョン

突然現れたイム・グァンヒョン氏、やたらともてはやされてるけど彼は一体誰?と思いリサーチしたら、なんと一般企業の課長さん!笑 一般人としてファントムシンガーに出て、世間をあっと言わせたそうな。

そうと知る前は、もてはやされてるわりにあまり個性が感じられないな~と思ってたけど、課長なら全然すごいわ!てかこんな上司ほしいわ!喜んで一緒にカラオケ行くわ!そう考えるとやはりプロの個性とか表現力ってすごいのね。

 

🎤Popular

-ペク・ヒョンフン、ユン・ソホ

今までいくら男性ボーカルでも女性の曲が歌えたと言っても、これはおっさんは歌えんだろ…と思っていたらやはり、お若い(けどキャリアのある)お二人。と、見た目残念なエルファバ役にパク・サンドンさん(確か)ww 言動オネェのペク・ユンペアにリボンつけられたり、顔ひどいとか言われてひたすらいじられる役回りw 最後は「アァアァァァァ~!」とオペラ雄叫び(?)を上げ、走り去っていきましたw

ユンソホ氏も一度スウィニー・トッドのアンソニー役で見たことがあって、歌い方がちょっとバカっぽくてあまり好きじゃなかったんだけど、この曲の時はそれがちょうどよかった。笑

ペクヒョンフン(顔が好き)のオネェもかわいかった。オネェっぽい役やってほしい。女装も似合いそうだし。

 

🎤Man of La Mancha

-パク・ヨセフ、パク・ユギョム

私この曲でパクユギョムくん好きになったわ!おどけてるのに歌うとしっかりいっちょまえ、っていうギャップにやられた。

そこで調べたらまだ全然新人なのね!しかもモンテクリスト出てたんだ。アルベール役で。正直私が見た回のアルベールは大したことなかったから、彼に当たりたかったな!

 

🎤Beauty and the Beast

-3人くらい+スペシャルゲストのキム・ボギョン

女性ボーカル一人くらい出てくるだろうとは思ってたけど、ここでまさかのニーナ(と勝手に呼んでいる)に再会!!彼女、何気に見るの5回目くらい。相変わらずのロリボイスで次々と現れる野獣たち(?)を手玉に取ってました。

そしてまさかのオメデタ!!おめでとう!!マイケル先生も”Congratulatiooooooons!!”てなってた。元気な歌うまベイビーを産んでくれ。

 

🎤On My Own

キム・ボギョン

 

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🎤Belle

-3人(ベク・ヒョンフンいた)

ノートルダムも入れていただけてうれしー!この作品、日本では全然なのに、韓国ではある程度市民権あるのよね~。

 

🎤Music of the Night

-4人くらい?

 

🎤Till I Hear You Sing

-2人(パク・ユギョムいた)

ユギョム氏、ほんと歌ってる時はおどけたりうろちょろしてるのに、歌うとしっかりして見えるからやっぱりギャップ萌え。もっと動画とか出ないかしら~。

 

🎤Do You Hear the People Sing + 🎤One Day More

-全員

大人数集まったらやっぱりこれよね!というか韓国人この曲好きよね!

大統領弾劾集会の時ミュージカル俳優が光化門広場に集ってこれ歌ってたのが「まさに!w」て感じでツボだった。笑

 

🎤アンコール:The Phantom of the Opera

-マイケル先生以外全員

この曲が今回一番の衝撃だったので、アンコールしてくれて嬉しかった!2回目聞いてもやはり鳥肌。あの声の海に溺れたひ。

 

 

ところで今回説明で謳われていた「四大ミュージカル」とは、「オペラ座の怪人」、「キャッツ」、「レ・ミゼラブル」、「ミス・サイゴン」らしいのだけど。

これっていつ誰が決めたん?笑

個人的に最初の三つは異論ないけど、そこに「ミス・サイゴン」は並ばないと思うんだよね…。いい作品だけどさ。それなら「ジーザス・クライスト・スーパースター」の方が大作感ない?でも「ジーザス」は他三つよりは、大衆受けの度合いは落ちるしなぁ。何を以て「〇大」とするかだな。議論の余地あり。

それかいっそのこと「三大」でよくない?

 

まぁ難しいことはおいといて、なんやかんや、個々でもすごい歌うまなボーカルがこんなにわんさか集まって、ただひたすら耳福。最高企画。

皆さんも和気あいあい、男子の部活(顧問:マイケル先生)を見てるみたいでほほえましかったわ。

ていうかDVD出たりしないかなー。絶対買うのに。

 

以上!

시라노 / シラノの鼻がもう少し短かったら…

 

 

★★★★★

 

・2017年7月29日(土)14時

・LGアートセンター

・シラノ:홍광호(ホン・グァンホ)

 ロクサーヌ:최현주(チェ・ヒョンジュ)

 クリスチャン:서경수(ソ・ギョンス)

 

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👃これはグァンホを見る(聞く)ミュージカル

 

もう、「グァンホ!」の一言に尽きる。

ずっと圧倒的グァンホのターンだから、タイトルを「シラノ」から「グァンホ」に変えた方がいいんじゃないかしら。

 

だって一人だけマイク違うんじゃないの?って疑っちゃうくらい、一人だけ声量と声の美しさが際立ってる。もちろんマイクが違うはずはなく、それがグァンホ。

他の人も決してヘタじゃないのに、というかむしろ普通にうまいのに、差が歴然としてしまう残酷さよ!サリエリってこういう気分だったのかしら。

みんな一緒に歌いたくないだろうなー笑 今回、Bring Me Giants の直後に歌う羽目になったパン屋のおっちゃんが一番かわいそうだった。w

 

グァンホって歌い上げる系はもちろん、柔らかーく歌うような曲も絶品。

むしろそういう曲の方が、歌に乗せられた感情が際立つのかもしれない。例えばSummer in Bergerac とか、Every Single Dayとか、これは愛がこもってるーーーーって感じる。聞いてるとこちらまで耳がとろけて「はぁーん」って腰砕けになりそう。

 

そんなグァンホの声量と溶剤ボイス(!?)に私は完全に魅了され、終演後に車で去っていくグァンホに向かって「私の耳はあなたのもの!」と叫んでしまいました。もちろん同行者からはキモすぎやばいって言われました。シラノってすごい不細工な設定だけど、グァンホの声なら私結婚できる(全然分かってない

 

 

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👃シラノ以外は扱いが端役な件

 

そしてクリスチャン役の我らがベニー。

前回の「オー!キャロル」はあまり惹かれずパスしてたので、「ベア」以来実に一年ぶり。「キャロル」でも天使ぴょーんなおちゃらけキャラだったのに、今回は完全にただのおバカ…。

いつ「ネクスト」や「ベア」の時みたいな腰の据わった役に戻れるのかしら。役の上だと分かってても、ベニー自身までうどの大木に見えてくるわ…身長高いだけに…。

そしてそんなベニークリスチャンの面倒を甲斐がいしく見てくれる御グァンホ様に、厚く御礼申し上げたい。うちのベニーが大変お世話になりました。

そしてベニーは見に行きたくなる役に早く戻ってw タイタニックにキャスティングされたりしないかしら。

 

ロクサーヌ役のチェ・ヒョンジュさんも、可愛らしい清らかな声で好きだった。

ハンミュの女優さんたちって強烈な個性がないと全員同じに見えちゃうんだけど、本作に関してははっきり言ってシラノ以外全員端役な扱いなので、主張しすぎなくてちょうどよかったかも(何かあまり褒めてないみたいになった;

彼女も劇団四季出身だったのね!

 

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👃その他つれづれ

 

・しかしこの話って悲しいけど、いい話よねー。みんなが悲しい系の話好き。

二幕の、クリスチャンが「僕じゃないだ…(T_T)」てなるシラノとロクサーヌとの三重唱が、同じ舞台上で三人でハモってるのにクリスチャンだけ違うメロディを歌ってて、三人の関係がよく表れてて泣ける。

 

・あ、でも「本当に愛してた相手はシラノ」っていうのが分かるきっかけは、このミュージカルの「手紙を読む声があの時バルコニーで聞いた声と同じ」っていうのよりも、原作の「暗くて読めないはずなのに手紙をずっと読み上げてる」の方がロマンがあって(?)好き。

まぁミュージカル的には前者の方が表現しやすいし分かりやすいから、あまり拘らないけど。

何より私、原作読んでないし(買ったのに)。

 

・リュ様バージョンも見てみたかったな!落ち着いた、味のあるシラノになりそう。そしてあの押しも押されぬリュ様が「ピリパリピンポーン♪月から来たお!」ってやってる場面も見たい。

 

・アンサンブルが比較的小柄だったのは、リュ様とグァンホがわりと小柄だからかしら。

 

・ダンスの振り付けがたまにダサかった。

 

・でもセットかわいかった。月光仮面(違う)の場面でカラフルになる草とか、パン屋さんのパンとか。

 

・あと一幕最後のAloneの締めで、大きな月をバックにシラノのシルエットがバシッと抜かれて暗転するのがかっこよかった。やりたい。

 

 

以上!