浮かれポンチ、ハンミュを観る

主に観たハンミュ(韓国ミュージカル)のレビュー置き場。

ウェスト・サイド・ストーリーがファー・イーストに来たよ!

 

 

★★★★★

・2017年7月17日 18時(月・祝)

・シアターオーブ

・トニー:ケヴィン・ハック

 マリア:ジェナ・バーンズ

 

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定番作品でありながら ”America” と “Tonight” くらいしか知らなかった本作。

でも結局その辺押さえてたら問題なかったかも。あ、ダンスバトルもよかった。

ポスターとかでよく見る、片足上げてバッ!みたいな振りはわりと序盤(というか開始2分)に出てきて「もうっ?!」てなった。

 

あと”Maria”もよかったな。

 

この時の、上方からスポットライトを浴びたトニーの顔、掘り深すぎて

 

アイホール真っ黒で、

 

遠くから見ると完全に若き日のトム・クルーズだった。

 

むきむき度合いもトム・クルーズ。

 

超美声のトム・クルーズ。

 

「マリ~~~~アァアァァ~~~~~~~」って歌うトム・クルーズ。

 

でも今キャスト紹介で本当の顔見たら全然違いましたw

ネクストとかにも出てる人だったんだ~。確かにゲイブっぽい。

というか声の美しさが頭ひとつ出てた。Tonightであの美声と筋肉に包まれるべきはマリアではなくわたry

 

でも皆さん美筋すぎて、私はもうトニーでも、リフでも、ベルナルドでも、誰でも良かった(何

 

マリアも純粋で可愛くて声きれいだったけど、ちょっとビブラートしすぎ。

 

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ブロードウェイは歌もダンスも完璧にこなす人材がそろうから、やっぱりすごい。

 

以上!

 

メイビー・ハッピーエンドを覚えているうちに

 

 

★★★★☆

・2017年5月23日(火)19時

サンシャイン劇場

・オリバー:ソンジェ

    クレア:キム・ボギョン

    ジェームズ:ラジュン

 

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「インタビュー」以来、久々のハンミュ!しかも病みミュから一転してのスウィーツ系。

インザハイツ、レベッカ、ジャックザリッパーと、意外にも色んなところでお目にかかるキム・ボギョン・クレアを決め打ちで見にいきました(^0^)

客席は多分ほとんどオリバー役のソンジェ氏のファンで、彼の一挙手一投足にドッと沸く会場はまるで寄席のようでした(ほめてる

 

ボギョンちゃんは相変わらずの透明ロリボイスで、「みんなのうた」並みの安定感を終始発揮!

ジェームズ役のラジュン氏もすごいうまくて、もっと歌ってほしかった~。やはりあのくらいの安定感は普通にほしいところ。

歌や演技がうまいだけじゃなくて、発声とか発音とか、身のこなしから見えてくる余裕が二人にはあって、芸の厚みってやっぱりすごいんだな~、とこの二人を見てて思った。

 

ジェームズといえばソウルで見たときとは少しキャラクターが異なっていた。

ソウルの時は「スリルミーの彼」そっくりのダークブラウンのスーツに赤いネクタイでスマート系。

Thank You Oliverの回想中のジェームズも、今回は杖をついて、いかにもヘルプが必要そうなおじいさんだったのに対して、ソウル版では「外資系に勤めててちょっと忙しいから、家のことはヘルパーボットにやってもらってるんだよね~」感。

なるほど~そこにも演出の遊びがあるわけですね。

ジェームズがピアノを弾くシーンは、ソウル版の方が「ジェームズが出てきて弾いている」ことが分かりやすくてよかった。今回は舞台奥の暗がりで弾いてたから、「よく見たらジェームズの俳優やないかーい!マルチはピアノも弾くんか!」くらいにしか思われなかったのではないかと懸念。

 

 

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日本仕様の点もいくつか。

オリバーが女の子の名前を二つ言っちゃうところ、韓国名で言われてもあまりピンと来なかったんだけど、今回は「ユキとハナ」(だったかな)になってて、ちゃんと面白さが伝わってきましたb

あとは二人で済州島に向かう車のシーン、ちゃんと右ハンドルになってた!w

 

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記憶を消す前の「これは覚えていてもいいわ」って曲。

私の語学力不足で、初めて見た時は「この鉢植えだけは覚えててもいい?うるうる(´;ω;`)ぶわっ」っていう曲だと思ってた。そしてオリバーの部屋を再び訪れた時に、鉢植えを見てにこっとほほえむ、っていう。

そしたら「鉢植えは直射日光はだめってことは覚えててもいいわよ」って曲だったのね!

何が言いたいかというと、私の解釈の方が断然泣ける(何

 

最近(やっと)「君の名は。」を見たこともあって、「記憶」というものについて少し深く思いを巡らしてみないとな、と思った舞台でした。

忘れられたら楽になるけど忘れるのは惜しい記憶、忘れたくないのにどんどん失われていく記憶。生きてると色々あるからネ\(^0^)/

 

 

以上!

 

 

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아이다 / アイーダは愛の叫びアイダ(黙れ

 

 

 

★★★★★

 

・2017年3月18日18:30

・シャーロッテシアター

アイーダ:윤공주(ユン・コンジュ)

 ラダメス:민우혁(ミン・ウヒョク)

 アムネリス:이정화(イ・ジョンファ)

 

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🌄この日が千秋楽。

こういうブロードウェイ系大作はライセンス契約で演出がガチガチに決められていて、俳優に与えられた演技の余地も少ないし、誰がどの国でやっても大体同じだろと思っているのでわざわざ見るつもりはなかった。

だけど公演期間が10日くらい延びたことで予定していた韓国旅行に被り、それなら見にいってみるか、ユン・コンジュさんも気になるし、といった具合。

 

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🌄そのユン・コンジュさん、ハスキーボイスが素敵!

もちろんハスキーじゃない声も素敵。Easy as Lifeは渾身の演技と歌で、辛い場面だけどずっと見ていたかった。声量もあるし、彼女はポスト・チャジヨン的なポジションで今後も活躍してほしい!チャジヨンさんも復帰が待ち遠しいけども!

 

🌄最後の最後で念願のうりフィエロことミン・ウヒョク氏のトルソーが拝めて至福。隣で弟が「僕もああいうの目指そうかな」とぼやいていたので全力で応援しておいた。

 

 

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🌄今回も、過去にも出演俳優が結構かぶってて気がついたんだけど、アイーダってキャラや構図がウィキッドと酷似してるよね。

 ・話が現代→過去→現代の入れ子型、サブヒロイン(アラミス/グリンダ)が語り部

 ・立場の劣る冷静なヒロイン(アイーダ/エルファバ)とキラキラプリティー系サブヒロイン

 ・二人に生まれる信頼関係

 ・ヒーロー(ラダメス/フィエロ)はイケイケからのヒロインとの恋愛で人間的に成長

 ・サブヒロインはショックを受けるも理解して報いてくれる

 ・後日談的にサブヒロインが為政者になる

最後二人が死ぬか死なないかは違うけど、アイーダもエピローグでは結ばれるっぽいしね。それだけ~。

 

 

以上!

 

 

인터뷰 / インタビューの人格ルーレットくるくる

 

 

★★★★★

 

・2017年3月5日(日)12時

Zeppブルーシアター六本木

・シンクレア:이지훈(イ・ジフン

 キム・ユジン:이건명(イ・ゴンミョン)

 ジョアン:김주연(キム・ジュヨン)

 

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💐東京で純度100%のハンミュが見れるなんて…

 

イジフーーーーーーン!

 

やはり好きだイジフン。いい。いい味出してる。

私はあなたを見ると、まだあの絶対領域が脳裏にチラつくけれども、今回は今回でまた違う良さがあったわ。

 

最初イジフンの名前を目にした時は、まさか私の知ってるイジフンがわざわざ日本に来るとは思わなくて、同姓同名のマイナー俳優が来るのかと思った笑 だってすっかり大劇場系なんだもんイジフン。「英雄」あがったばかりだし。なぜに出たのかしら。いやすごい嬉しいんだけど。

 

同姓同名でなくご本人来日ということならば、これは行かにゃならん。しかも「インタビュー」は気になりつつも去年ソウルで見れなかった演目。しかも少人数・多重人格モノで要演技力。しかもイゴンミョンさんも共演。もう期待できる要素しかない!と、わくわくてかてか(*゚▽゚*)でした、演目に似合わず。他のアイドルではなくこのペアを見にきたこの日のお客さん全員と分かり合える気がした。

 

本作、事前にレビューやプレコ動画で大筋は予習できたんだけど、難しい…字幕あるし見れば分かるのかな…と思ってたら、実際見てさらに分からなくなった\(^0^)/

 

話が何重にもなった入れ子を出たり入ったり、時制も行ったり来たり。筋もサスペンスだから、真相と思われることが二転三転してかなり複雑。

詳しいあらすじがあまり落ちてなかったわけだ!

これは人に説明できない!

というかしたいという気持ちにならない!w

結局最後にマットが歌った遺書Rep.の意味は何なんだ\(^0^)/!

歌詞が同じだけでマットの遺言ではないの?

だってマットは別に死なないよね?

ふぁ\(^0^)/

リピりたい\(^0^)/

 

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💐イジフンと愉快ではない仲間たち

 

そんな複雑な筋で繰り広げられる多重人格モノありながら、キャラの混乱は全然起きなかったのはやはりイジフンの名演に依るところが大きいでしょう!

 

人格はマット(青年、基本人格)→ジミー(横暴なおっさん)→ウッディ(男児)→アン(女児、ウッディの姉)→ノーネーム(落ち着いた成年風)の五つ+マット幼少期。

 

この演じ分けがすごいレベル高かった!どれも本当にそういう人格の人にしか見えなかった。こんなに色んな人格使い分けられるなんて、私もうイジフンのこと信じられないっ!だってどれが本当のイジフンなのか分からないよっ!本当のあなたを見せてっ!

みたいなことを迫る状況はきっと訪れないので問題なし。

 

でも目くるめく人格レースを目の当たりにしているユジン先生が、人格が変わるごとに四つん這いのへっぴり腰で恐るおそる「だれ?」ってなる気持ちは理解できた。素敵オジサマのイゴンミョンさんがそれをやってる図はすごい面白かったけど。

 

ちなみに七変化の中で私はジミーが一番好きだった!最初にマットからジミーになった時は、豹変のあまりのうまさに笑ってしまった。激しい感情に身を任せ、時に吠えるように、時に唸るように歌うドSイジフン、新鮮。大劇場もいいけど、こぢんまりした創作モノでも今後もっと見たいな。あとヘドウィグもやってほしい。とりあえず彼女にいい日本土産を買って帰っておくれ。

 

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イ・ゴンミョンさんがラストでスーツx青ネクタイ姿で出てきた時は思わず「ジョンハクーーー!!」と叫んでしまった。心の中で。

 

以上!

마이버킷리스트 / マイバケットリストで爽やかな涙を流そう

 

 

 

★★★★☆

 

・2017年3月4日(土)14時

・東京シーサイドフェスティバルB

・カング:チュ・ミンジン

 ヘギ:チュンジ 

 

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泣いちゃう人続出を見込んでか、入り口でマイバケティッシュ配ってた。この日風邪ひいててティッシュ大量消費中だったから嬉しかったw

 

会場の東京シーサイドフェスティバルは大きなテントみたいなコンサート会場。だから舞台が1メートルくらい高いところにあって、前の方は首が痛くなりそう~。

 

あと難としては、スポットライトがないこと!これは結構残念。だって立ち位置や角度によっては真上や後ろからしか照明が当たらず、せっかくの俳優の表情が見えない!それどころか目のところモヤイ像みたいに真っ黒になってる!

 

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カング役は、「ベア」でマットを演じていたチュ・ミンジン氏。わたし、彼のビジュアルふつーに好き。顔かっこかわいいしスタイルいい。レザージャケット似合う。歌うま高身長イケメン最高!最後のハイタッチ会でもちゃんと目を合わせて挨拶してくれて好印象だったからまた見たい(単純

 

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ヘギ役のチュンジ氏も、今回初めて知ったけど歌うまくて良かった。ただどう見てもアイドルでないチュミンジンの方がかっこいいw ヘギがイモっぽい役どころだから仕方ないのかもしれないがw

 

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作品的にそんなにどハマりはしないけど、悲しいながらも爽やかで前向きになれる、テハンロっぽい話でした。最初の方の犬に噛まれたソングは意味がよく分からなかったけどね!

 

以上!

 

 

팬텀 / ファントムで初のパクウンテ・エクスペリエンス!

 

 

★★★★★

 

・2017年2月19日(日)18時30分

・ブルースクエアの大きい方

・ファントム:박은태(パク・ウンテ)

 クリスティーヌ:이지혜(イ・ジヘ)

 カリエール:박철호(パク・チョルホ)

 カルロッタ:신영숙(シン・ヨンスク)

 フィリップ:손준호(ソン・ジュノ)

 

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あまりの完成度に、また見にいってしまった!

今回は、一度は見てみたかった若きスター、パク・ウンテ氏。パク・ヒョシンとはまた違うファントムと聞いて。

 

ウンファントムはとてもジェントルで、スタイルの良さもあって、美しい佇まい。”You Are Music”でクリスティーヌの真後ろに立って、クリスティーヌの腕を上げ下げして鳥のように羽ばたかせてるところがすごく絵になってて、うっとり。

そして触れ方も女性慣れしているというか、王子素質を生まれ持っていて、高ぶると無意識にクリスティーヌの頬とか触っちゃう感じ。それでたまにハッと気づいて「何しちゃってるんだ自分!」とおどおどするのね。

 

レッスンとかピクニックのシーンはアドリブタイムで、俳優の個性が出て面白いよね。キョリックは台詞で笑いを取るタイプだったけど、ウンテ氏は2回目のレッスンの時、

 

「今日は少し難しいことをやりますよ。いいですか。

 

ふぅうぅいぃぃーーあぁん

 

ふぅうぅいぃぃーーおぉん

 

さぁやってみて(^^)」

 

(゜∀゜;)←クリスティーヌ

 

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(今回見た二人のクリスティーヌ) 

 

 

どっちのファントムが良いかは、ここまで来ると完全に好みの問題だけど、私としてはヒョシン氏に軍配かなー。空間を包み込むような不気味な歌声が好きなのと、不器用な感じが。ピクニックシーンで動物たちの名前や設定を説明してるところを見ても、普段から一人で色々考えて遊んでそうなむっつり感が出てる。笑

でもウンテ氏のかっこよさと安定感はよく分かったので、次は顔が見えるものでぜひ。それこそ「マディソン郡の橋」なら女性慣れ感をフルに活かせるはず!オク様との絡みに期待!

逆にカーテンコールとかでは、ヒョシン氏は若干スターぶってたけど(実際スターだからいいんだけど)、ウンテ氏は手を振ってみたり、おどけてみたり、ひょうきんな感じでグーb あとヒョシン氏よりも発音が聞き取りやすいのもグーb

 

 

あと今回改めて思ったのは、シン・ヨンスクさんのカルロッタ大好きー!彼女のためにあるような役ね。

なんだか12月の時よりもパワーアップしてて、お調子よくなってた。夫のプディンちゃんとの掛け合いも脂が乗って、本当にこの舞台になくてはならない存在感。

二幕ではあまり活躍する場所がないから、幕間で少し残念な気持ちになったくらいですよ。エリックに、「確かにワガママでふてぶてしいけど、殺すほどではないでしょう!大体あなたはすぐカッカして!」と小一時間ほど恨み言を言いたい気分でした。

 

 

そしてミーハーな私は、終演後パク・ウンテ氏の出待ちへGO!

だって公演中は顔見えなかったんだもん。せっかくのカッコいい顔なんだから、見てみたいじゃん!

 

 

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ということで地下駐車場で待つこと15分くらい。出てこられて、ご丁寧にも希望者全員にサインしてくれた!70人くらいはいたのに!もちろん私もちゃっかりもらいましたw

 

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インクが出ないよ~なウンテ氏

 

 

以上!

 

 

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쓰릴미 / スリル・ミー10周年の沼は深いぞ!とりあえず伝説ペア沼を体験!

 

 

★★★★★

 

・2017年2月19日(日)15時

・ペガムアートホール

・私:최재웅(チェ・ジェウン)

 彼:김무열(キム・ムヨル)

 

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なんか「伝説のペア」だったらしいわ。同じクールでキャスティングされてたのに、共演には至らなかったから?にも関わらず日本ではペア組んで公演したから?

 

ファンの間でそんな位置づけになっていたことを露知らず、ナイーブな私はチケット争奪戦に飛び込み、死闘の末なんとか端っこを買えたのでした。チケット購入時からスリルミー状態。

 

伝説ペアは、前回ドンホ×サンイペアを見た私からしたら「だいぶおっさんやないか!」な二人だったけど、オトナな二人もなんか良かった。いいオトナなのに何してるんだろう、こいつらやばいなってなる。

 

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👓黒幕はジェウン私

 

サンイ私も知的でしっかりしてる印象だったけど、ジェウン私はさらにしっかりと自分のブレない軸を持ってて、それとは彼に悟らせずに常に事態を把握・操作してる、影の実力者。彼に主導権を持たせているように装いつつ、決して「彼優位」にはさせない。

 

それは最初からで、待ち合わせに現れた彼を見ても「わーい!」と手放しに喜びを露わにはせず、反対側を向いて静かに喜びを噛み締める風。

彼の「相変わらずかっこいいだろ?」には「ちょっと待ってね」(双眼鏡で真正面の彼を観察)からの、「老けたね!爆笑」。もう完全にからかってますがなw

 

契約書でも「代わりに彼は私の求めることを何でもする」ことを自信満々に書いて、「おいおい何書いてんだ」と慌てて寄ってくる彼の方に振り向いて、足を組んでのどや顔。その後の彼の「好きにしろ」には優越感からの軽いあしらいではなく、「何を言ってもこいつは曲げないしな」という諦めが見てとれました。

 

 

というかこの契約書のシーン!

 

文言の最初の「ナン♪」で、タイプライターを一回だけ「カチャン」って打つ音が好きだったのに、なぜか今回

 

彼「ナン♪」

私「カタカタカタカタ」

 

わたし「?!何語?!何語で打ったら四文字になるの?!」としばらく考えてしまった。

英語版は"I"だし、ハングルなら三回叩けばいいし、アルファベット入力でも三回、Nathanと打つなら6文字…

あ、もしかして平仮名で「わたしは」って打ったのかな。まさかの日本語かな入力のタイプライターだったのかな。というかあの契約書を全部かなで打ったらそれこそやばいなww

でも一番やばいのは、こんなに細かいことを真面目に考えている私。あらゆるところに沼が隠れるスリミ、恐るべし。

 

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そして今回ハッとしたのが、脅迫文の曲で「ここまでは完璧だ」と二人がそれぞれ呟くシーン。

 

あれは彼が満足気に「ここまでは完璧だ」と言った後、私が恐怖に怯えながら繰り返してみるセリフではなかったか。

 

いや違う!(反語)

 

ジェウン私は真っ直ぐ前を見据えて、微笑を口元に浮かべながら「ここまでは完璧だ」と言ったのを、私は見逃さなかった!ミューオタは見た!あれはまさに悪魔の微笑み!

なるほどーそう来たか。ぞぞぞっとしたわ。確かに今回「狂気」は私の方にあった。しっかりしてるんだけど捉えどころがなくて、何考えてるか分からない。

 

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👓少年のこころとはムヨル彼のこと

 

逆にムヨル彼は、見た目は大人、中身は子ども。あんなに容姿端麗なのに、おつむが…。

自分の思い通りにいってる時はお調子もいい。そうでない時はご機嫌斜めの、気分屋さん。火事起こしていい気分の時は私にいちゃいちゃ大サービスだし、殺人道具チェックでは「ロォープ〜♪鉄パイプ〜♪えんさん〜♪」と遠足前夜の小学生状態。

一方、「スリルミー」で私と寝ることになった時は、最後まで私を振り払いイヤイヤと抵抗。私が猛々しく襲いかかってました笑

 

そして事態が自分の思い通りにいかなくなった時のテンパり具合と、状況収拾能力の低さww 電話ソングでは私より焦ってて、新聞ぐちゃぐちゃポイの動作がもはやオネェ風。

護送車内での私の独白は、呆気に取られて口ぽかーんしたまま聞いてるし、独房ソングでは最後泣き出すしで、何もしかして彼ほんとは何も考えてないおばか?笑 土壇場や想定外に弱いのかな。最後も名物(と勝手に思ってる)・後ろ向き階段登りはせず、曲が終わってからとぼとぼと登って行ったよ。

 

 

👓曲別コメントあれこれ

 

Why

曲の最後「そしてある日、彼が戻ってきました」

→どや顔で囚人服の前をバッ!(露出狂のあの動き)

 

 

Everybody wants Richard

私が終盤で煙草を吸う彼に近寄り、腕を伸ばして肩に触れようとしたところで、彼がサッと身をかわす→さっきまで自分の立っていたところに煙草の煙を吐く…ってのがなんかカッコよかった!ちょっと中二病っぽいけど!でもそれが今回の彼っぽい。

 

 

Romantic fire

私、階段に座った状態から、突然の、階段に縦に寝た状態で、体ピーン!!

 

な・に・そ・れ!!

 

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<突然の意味不明なポーズがショックすぎて図解>

 

この体勢特に気持ち良さそうでもないし、楽そうでもないし、彼見てないし、構ってもらえなくてグレた幼児にしか見えないんですけど…

 

あとは階段に座って、彼が私をバックハグの体勢で胸元を弄ってる手つきが、あまりに官能的で見てはいけない雰囲気だった。そしてキスで暗転してた。この作品はBLではないと思ってるけど、あのシーンわずそれ。

 

 

契約書

「ヨンヨンッパイッパイヤ!」って好き。テンポとか響きが。「パ」の前の溜めが大事。ちょっと響きがセクハラっぽいけど。

いいテンポだから、私も誰かに言ってみたい。

 

「ヨンヨンッパイッパイヤ!」

 

でも言ったらどん引きされて本当にヨンヨンパイパイ(永遠にバイバイ)されるから誰にも言えずにいる。

 

 

ロードスター

すごい格好つけて「もっちんスポーチュカー」って言ってるのも毎回ツボ。

赤いコートにハットのかっこいい風お兄さんに「俺のもっちんスポーチュカーに乗らないか」と聞かれたら、そら警戒心解かれて乗っちゃいますわ(違

 

 

10周年会場

 

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歴代俳優陣。

あの人も!この人も!スリルミーであんなことや、こんなことを…!

 

 

以上!

 

 

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